余計なお世話であるが、第3波はもうそろそ来るのではないかと思っている。
テレビではGoToキャンペーンのニュースで騒がしい。
メディアは勝手なことを言うし、スポンサーの機嫌取りしかやっていないので、信用しない。
インターネットはみんなが勝手な意見を言い合う。
個人的には色んな意見が合って良いと思っているので、「勝手なこと言ってんな~」と思うが、私は好きだ。
私もここで勝手なことを言っているので、他人を責められる立場ではない。
さて、日本全体が一気に「緩和モード」になっているようだが、これに伴い「第3波」は来る。
基本的には「人が集まれば感染が拡大する」のがウイルスだ。
人が集まった時点で防げない。
「人が多すぎる」とテレビで文句を言っている人もいるようだが、あなたもその1人だと言うことに気づいているだろうか?
「自覚がない」とはこのことだ。
病院で働いていると、MRSAやESBLなどの「接触感染」はよくある。
よくあってはいけないのだが、現状は「よくある」。
手指消毒を気をつけるように指導し、一人ひとりアルコールボトルを携帯させ、処置ごとにビニルエプロンや手袋を装着して接しているのにも関わらず、隣の患者に「感染」する。
小さな部署(部屋)一つでもこれだけ「目に見えない」菌との戦いは難しいのに、ド素人があんなに集まった場所で防げるはずがない。
いくら自分が手を洗っていても、気をつけていても、人が集まる場所に入った時点で菌は付く。
その場に行く時点で覚悟して行くべきである。
Twitterでは医療関係者の「ひがみ」発言を目にする。
医療者だけ「自粛」というのが気に入らないようだ。
正直でよろしい。
プロ意識というのはこういう場面でこそ発揮される。
押し付けるつもりはないが、「みんなと同じことをしない」ということがプロだと思う。
自分で考え、自分で判断して行動する。
そして自分で判断したことに責任を持つ。
「他人が動くから私も・・・」はアマ。
発想が中学生のトイレと同じである。
「医療者としての自覚を持て」と上から言われて反発しているような人は、わかっていない。
プロは「現場で働いていないあなたに言われなくてもわかっている」と言い返すくらいでちょうどよい。
よく考えて行動すれば良い。
周囲に批判されるなら、それを言い返すくらいの「理由」を持っているのがプロだ。
第3波は必ず来る。
そして、菌からは逃げられない。
まずは自分の体調管理をしっかりやるしかない。