先日、看護部発信で『○○キャンペーンをします』とポスターが送られてきた。
恐ろしいほど「ダサい」ポスターがメールに9枚も添付されており、目眩を覚えた。
ここでお見せできないのが残念だが、
このポスターを作成した人は、
生まれてから「ポスター」というものを見たことがないのであろうか?
と思わせるほど『ダサイ』ポスターだった。
点数を付けるとするなら「0点」だ。
「看護師はコンピューターリテラシーが低い」と先日記事を書いた。
こちらの予想を超えて、デザイン力も低い人が多い。
「なぜこんなポスターになるのか」・・・を考察してみた。
まず、ポスターによって「何を伝えたいか」がハッキリしていない。
アピールしたい内容が多岐にわたり、字が多い。
そして、「見る人」がイメージできていない。
「見て貰える人」をイメージしてからこそ、初めて伝えたいことが生きる。
「これを見た人が、それに取り組みたい」と思うのか?
ぜひポスターを作った本人に聞いてみたいところである。
そして、「パソコン初期」に作ったようなデザイン。
20年前なら許されただろうが、今の時代では許されないレベル。
妙な所に『フワフワ』や、『変な色で歪んだ字』はいらない。
さらに、「濃い色」に「濃い字」を重ねている部分は、
どういう考えで作っているのかと神経を疑う。
「見にくい」とは考えられないのだろうか?
テキトーに作ってテキトーに垂れ流しするのはやめて頂きたい。
お互いに時間の無駄である。
過激な文章であることは承知しているが、安心して欲しい。
本人には絶対に言わない。
バカな人に「バカ」というのはやめた。
言ったところで「カイゼン」されない。
若い人ならまだしも、役職のついた看護師の考えは変わらない。
知らん顔して過ごすほうが時間を有意義に使える。
貯まった鬱憤はこうして『独り言』として処理している。
メールには「9枚のポスターのうち、どれか一つを使って欲しい・・・」
との意向であったが、どれも使う気になれない。
そもそも、このポスターを貼った時の「『悪』影響」を考えてもらいたい。
センスの悪いものを見ると、スタッフの頭の中に「センスの悪い情報」が入る。
せめて「デザイン」だけでも「良質な」情報を入れるべきだ。
私たちの身体は「入ってくるもの」でできている。
「食べたもの」で身体は作られ、「入ってきた情報」に影響を受ける。
「良質なインプット」がないと「良質なアプトプット」はできない。
「変なポスター」くらい・・・をバカにしてはいけない。
「こんなデザインで良いのか・・・」と若い世代に思われ、
次世代に少なからず影響を及ぼす。
山口周さんが、Twitterで「リベラルアーツが必要」と言っていた。
全く同感である。
何か一つができれば良いというものではない。
色んな知識やスキルを身につけてこそ、問題は解決されていくし、スピードが毀損されずにすむ。
看護師は「看護」ができれば良いというわけではない。
「医療専門職」だとあぐらをかいていては、薄っぺらな回答しか準備できなくなる。
「0点のポスター」を作った人も、それを何も考えずにメールで流してきた人の罪は重い。
現場で働くスタッフはバカではない。
多感な20代・30代はこれから輝く原石なのだ。
馬鹿にするのもいい加減にしてもらいたい。