勝手に言いたいこと 仕事(医療・看護)

病棟からの『どうでもいい』電話

2020年7月22日

休みの日に病棟から電話があると嫌な気分になる人も多いと思う。

たいてい「師長」への電話は「トラブル時」なので、良い電話ではない。
トラブルは必ず起こるので、仕方がないのだが・・・

 

先日、Twitterを見ていると
「休みの日に病棟から電話があった、どうでもいい内容で腹が立った」的なTweetがあった。

 

気持ちは分かるが、この「どうでもいい電話」の基準が難しい。

 

電話をかけられた人は「どうでもいい」と感じるかもしれないが、
電話をかけた人は「どうでも良くない」から電話したのだ。

普段の職場のコミュニケーションの「基準」に問題があるのだと感じる。

 

電話をかけるかどうかは「緊急性があるか否か」で判断されると思う。

 

緊急性がなければ「メール」や「LINE」などのコミュニケーションツールがある。
わざわざ「電話」なのにはある程度「意味」があるはずである。

 

文章では説明が難しい内容であったり、患者さんが絡んだ問題だったり、高い医療関連物品の話だったり・・・

 

先日、病棟の「セーレ」が1本紛失し、朝一で前日使ったスタッフに電話確認した。
結果的に「ゴミ」と一緒に捨てられていたのを発見した。

 

これを「どうでも良い」と取るのか、「必要だった」と取るのかは人それぞれかもしれないが、組織においては「管理者の基準」というのが必要になる。

答えの無いことを「選択」していくのが管理者の仕事である。

 

我が部署では、とりあえず「必ず報告する事項」を明確にしている。
どこの施設にもあると思うが、「医療事故患者影響度レベル分類」というものだ。

 

「患者が怪我をした」
「間違えて薬剤を投与した」

 

など医療安全に関するトラブル時には3bレベル以上は必ず「所属長」が出る。

知らない人はネットで検索すれば出てくると思う。

内容は覚えなくても良いが、「こんなものがある」と普段からスタッフに周知しておかなければならない。

 

管理者(師長)の中には「これくらいで電話してきて!」とスタッフに対して腹を立てている管理者もいるが、あなたの「これくらい」とスタッフが感じる「これくらい」は違う。

 

それに、管理者に「わざわざ電話したい」と思うスタッフはいない。
スタッフはそんなに暇ではない。
勇気を振り絞って電話してきているハズである。

 

どう思うかは自由だが、スタッフには「わざわざ電話してくれてありがとうね」「お疲れ様」くらいの声かけはやっておくべきだ。

 

間違えても「は?」「それで?」などと言ってはいけない。
そんなことすると、正しい情報が入ってこなくなる。

人間は「賢い」ので、「防衛」が働く。
次に同じような事象が起こった時に、師長の機嫌を天秤にかけ、報告のスピードが毀損される。

 

組織づくりは一朝一夕ではできないし、伝達もなかなかうまくいかない。
日頃からの準備が必要である。

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