看護協会ニュース
相変わらず「紙ベース」の協会ニュース
(そろそろ「紙ベース」は止めてもらえないだろうか)
先日8・9月号が配布された。
普段あまり読まないのだが、今回「病院および有床診療所における看護実態調査」の結果概要がまとめられていたので読んでみた。
年齢構成
就業看護職員の変化
男性スタッフと40代看護師の増加が特徴的
「前残業」の取り扱い・「業務時間外残業」の取り扱い
「一部取り扱っている・扱っていない」が殆ど
要するに、サービス残業が多いことを示す。
医療現場は変化が多いので、緊急入院も日常的にある。
時間外労働は仕方がないかもしれないが、「残業」として請求できる仕組みを確立して頂きたい。
(強制的にタイムカードにすべきであると個人的には考えている)
ハラスメントについての調査結果も示されていた。
結局看護協会は何をやろうとしているのか?
「持続可能な働き方の実現に関連する・・・」という文言でまとめられていたが・・・
(SDG’sが言われだして、サステナビリティ(持続可能性)という言葉は流行しているので、流行りに乗った感がある)
このまとめの文章が、「多様な側面から検討することが必要である」という締め。
こういう側面が見えている中で、看護協会として何に取り組むのか・・・が欲しかった。
看護職の持続可能性な働き方の実現に関連する4つの要因
- 夜勤負担
- 時間外労働
- 暴力・ハラスメント
- 自己裁量
とまでわかっていて、「まずは「時間外労働」(サービス残業)ゼロ」に取り組む・・・などの姿勢が伝わってこない。
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◯◯がわかりました。
分析ではこのような結果でした。
色々と考えていく必要があります。
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と、おおよそ小学生でも言えそうな文章で終わっている。
仕事をやっている「フリ」にしか見えない。
簡単ではないのはわかる。
全国にいろんな病院がある中で、それぞれ文化も違う。
簡単ではないから「看護協会はこう考える」「サービス残業なんて看護師にさせるんじゃないよ」という強いメッセージを発するべきなのではないか?
難しいことでも協会が発することで、影響を受ける病院もあるはずである。
高い金を徴収している(看護師の保険代より高い)のだから、「看護師を守る」という意味でも、もう少し「強いアピール」をやってもらえないだろうか。