師長ブログ

勝手に言いたいこと 仕事(医療・看護)

「結果」は一部でしかない

2020年11月5日

師長になると、様々な「データ」から他の部署と比べられる。

  • 褥瘡件数
  • 転倒転落件数
  • 入退院数
  • 訪問看護数
  • のべ人数
  • 回転数
  • 加算件数

など

様々な「結果」が部署ごとに表示される。

 

私なんぞは「くだらない」と斜に見ているので、何とも感じないのだが、師長によっては「うちの部署の成績が悪い」「あの部署より良い」と色んな悩みを抱えているようである。

 

他と比べてどうするのか?

 

結果を横に並べて他と比べても仕方がない。

比べるのなら、自部署が良くなっているのか、悪くなっているのか、あまり変わっていないのか、過去のデータと照らし合わせるべきであろう。

 

入退院の多い部署はいつも多い。
それは、疾患や患者層によって違うから比べても仕方がない。
それが特徴である。

 

力士がマラソン選手に「走る速さ」で勝てるわけがない。
マラソン選手は力士に「力」では勝てない。

特徴というのは強みである。

 

さて、今日はこのような事を書こうとしたのではない。
(いつも話がそれて申し訳ない)

「結果」はあくまで「一部」なのだ。

 

氷山の一角という言葉を聞いたことがあると思う。
アイスバーグモデルという言い方もするが、表に出ている「結果」の下には多くの要素があるのだ。

 

アイスバーグモデルでは「氷山(見えている部分)」を「成果」と呼ぶ。

目に見えない水面下の部分は3つに分かれていて、

  1. 能力・スキル
  2. 習慣・行動
  3. 意識・想い

とある。

一番深層部分は「意識」である。

アイスバーグモデル

 

一番浅い部分の「スキル」を高めて結果を出しても長続きはしない。

「人の話を聞くスキル」という本を読んでも、表面だけで、相手の話を真に聞くことはできない。

 

「想い」があり、「行動」につなげ、「スキル」を生かして成果を出すのだ。

 

私たち看護師はプロである。

深層に「良い看護をやりたい」「こんな看護師になりたい」という思いがなければ、いくら勉強したところで役に立たないし、末永く成果につながらない。

 

逆に言えば、「良い成果」が出たのなら、その下の要素を確認しておかなければならない。

 

たまたま結果が良かっただけなのか、深層が変わってきているのか・・・

それを見極められるのは、全体を俯瞰している師長なのかもしれない。

 

目の前の「結果」に一喜一憂する前に、大事なものを捉えているか、もう一度振り返ってみようではないか。

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