勝手に言いたいこと

PCR検査を崇拝する人

2020年6月27日

先日、救急外来の勤務中に「相談」の電話がかかってきた。

 

  • 40度の発熱が3日間続いている
  • 近くの病院に行って抗生剤を処方されて飲んでいるが、解熱しない
  • 自分はコロナだと思っている

 

という相談だった。

コロナが流行りだして「この手」の相談は多い。

院内のフローに沿って「保健所」に相談頂き、
受診は可能である事をお伝えした。

 

しばらくして再度電話があり、

  • 保健所に電話した
  • PCR検査をしてないのに「コロナではない」と言われた
  • 私は医療従事者である
  • 保健所の●●さんという人から言われた
  • 私が重傷化して死んだら保健所の人を訴える

 

という電話だった。

PCR検査はできないかもしれないが、40度も発熱しており、
脱水にもなりかねないので、受診は可能であると伝えたが、
「PCR検査をしてもらえないならいい」と言って切られた。

 

気持ちはわからなくもないが、まずは休養しかない。

そもそも、初めから「PCR検査」を「目的」としているからたちが悪い。

「症状を緩和する」とか「悪化を防ぐ」ということが本来の目的であるはずであるが、「PCR検査をしてもらう」ということが目的になっており、それが叶わないなら受診しない・・・という話になっている。

 

「期待ハズレ」だったからダダを捏ねているだけなのだ。

 

個人的にもこの方は「コロナではない」と思っている。
もちろん、可能性はゼロではないが、
コロナだったとしても大きく対応は変わらない。

コロナであろうがなかろうが、接触を避けて休むしかない。

世の中がコロナで不安がっているのはわかる。

しかし、今回残念だったのが、『医療従事者』さえ、このていたらくだということ。

 

発熱で辛い状態であることはわかるが、
「発熱」で「抗生剤が処方された」という時点で違和感を感じないのだろうか?

医療従事者ならこの違和感に気づくはずである。

 

いかに世間がメディアに振り回されているかがわかる。

メディアは「悪い情報」「インパクトのある情報」を流し、視聴者のチャンネルを変えさせまいとする。
感染者が減れば「死者数」をアピールし、感染者が増えれば「速報」を出す。

もう少し冷静に考えれないのかと辟易している。
せめて「医療従事者」だけでも冷静でいてほしい。

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