精神疾患のある人が人を殺した・・・というニュースが時々流れる。
精神疾患を抱える患者は、過去の歴史により法律が作られ、
精神科患者は世間から守られる仕組みになっている。
「判断能力が無い」という理由で実名や顔が公表されないケースがある。
個人的には、判断能力があろうが無かろうが、やった責任は取らせるべきであると思っている。
精神科の患者は知識のある人も多い。
一流大学といわれる大学出身者も多い。
そんな人達が善悪の判断ができないのだろうか?と疑問に感じる。
確かに、幻覚や幻聴に左右されて行動してしまう人も確かにいる。
しかし、それが他人を殺して良い理由にはならないはずである。
「思い込み」が強く、確信犯的に反抗に及ぶ人だっている。
それは「人を殺して良い」という判断材料になるのだろうか?
こんな事を書くと、「精神疾患をわかっていない」と批判を浴びせてくる人もいるが、そういう議論をするつもりはない。
私は精神科の経験もあるので、「理論的」には理解できる。
というか、若い頃からそう教えられ、思い込まされているのかもしれない。
「精神疾患のある人は守られるべきだ」と。
しかし、「感情的」には全く理解できない。
自分の身内が突然殺され、殺した犯人が精神疾患があると聞かされても、許すことはできない。
完全犯罪を企て、実行するかもしれない。
近年、「精神疾患を抱える患者が人を殺した」というニュースを目にするたびに、自分の中で疑問がわきあがってくる。
時代とともに制度は変わるべきだと思う。
これだけの人が犠牲になっているにも関わらず変わっていない現状がある。
一度決まったことを変えるのは本当に難しいものだと感じる。
不公平だと感じつつも、それに従わざるをえないものなのか。
疑問が消えないまま、今日もニュースを読み過ごす。