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退職した後のこと

メデログ

「看護師を辞めたい」というTweetを散見する。

 

幸い、私の部署のスタッフは「看護師に向いていない」とか「看護師を辞めたい」などと言う人はおらず、離職率も非常に低い。

年に1人~2人が家庭の都合(旦那さんの転勤など)で辞める程度だ。

 

先日、珍しくスタッフが「退職したい」と突然言ってきた。

珍しいこともあるものだ・・・と思い、別室で話を聞くと、「今付き合っている彼が他県に転勤するので、ついて行く」との事であった。

 

若いときにはこういう事(感情にまかせて行動すること)も必要な経験であると私は思っているので、止めなかった。

 

そもそも、止める権利は私にはない。
「そう。頑張って!応援してる」としか言えない。

どこにでもある話なのだが、ふと冷静になったとき、急に彼女のお金の事が心配になった。

 

まだ6年目で「退職金」は少ない。
自己退職なので、3ヶ月は失業手当がもらえない
次の職場が決まっていないので、保険がなくなる(国保に入らないといけない)
税金や、引っ越しの手当て・・・など

彼女は簡単に「ついて行く」と言い、「しばらく働かずにゆっくりします」と言っていたが、元々一人暮らしで、そんなに蓄えがあるとは思えない(失礼ながら・・・)

 

看護師が高給取りと思っている人も一定数いるようだが、そんなに良くない。
最近、看護師の薄給がSNSでも騒がれて話題になっていたが、若い頃は特に少ない。

6年目程度なら、年収は450万前後ではないかと思う。
税金などを引かれて、「手取り」になると300万円弱であろう。

 

そう考えると少し心配になるのだが、やはり「経験」や「知識」というのは財産になる。

私だったら、そう簡単に「ついて行く」とは言わないかもしれない。
簡単に「ついて行く」と言えるのは若さゆえか・・・

ある意味「知らない」からできるのであって、この「行動力」が若さなのだと思う。

 

どちらが良いのか答えなんてない。

「やった後悔」より「やらなかった後悔」の方が大きいと誰かが言っていた。
これから苦労するだろうが、遠くから応援するしかない。

苦労するかもしれないが、これからも頑張ってほしい。

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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