皆さんは毎日、人に会った時に自分から挨拶をやっているだろうか。
「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
社会に出て、この「あいさつ」ができない人が多い気がする。
あまりに沢山の人に挨拶をしなければならないので面倒に感じているのかもしれないが、挨拶ができない人は「その程度の人」と思われるので注意した方が良い。
挨拶は「当たり前」にやるのではない、「意識的に」やるのだ。
時々、「相手が返さないので、私も挨拶しない」とスネている人がいるが、挨拶は他人のためにするのではない。
自分自身のためにもやっているのだ。
相手の機嫌が悪かろうが、無視されようが、元気に挨拶する。
そうする事で、少なからず周りに良い空気を作ることができる。
私は認知症の患者さんに話しかけるとき、必ず「おはようございます」や「こんにちは」という挨拶から入るようにしている。
目を合わせて「こんにちは」と言われると、その後の行動に同意が得られやすい。
おむつ交換の時に、
「今からおむつを交換しますね」と言うより、
「こんにちは」(「こんにちは」と返事がある)
「今からおむつを交換して良いですか?」
と話しかけるほうが、「良いですよ」と言ってもらえる確率が高い。
前者は「なんでね?」と反感されることもあるが、後者はたいてい同意される。
挨拶一つで、結果が大きく変わるのだ。
「挨拶ができる」というだけで「常識のある人」と見られる。
「挨拶ができない」というだけで「挨拶もできない人(大したことのない人)」と判断される。
挨拶は「魔法の言葉」である。
4月から環境が変わる人も多いと思う。
私も部署が異動になるので、その一人なのだが、「挨拶」は大きな声で笑顔でやろうと思う。
周囲の反応が悪くても、「挨拶一つで空気を変えてやる」という気持ちで望みたい。
誰にも負けない挨拶をお見舞いしよう。
「自分の周囲の世界」は自分から変える気持ちで取り組んでみよう。
そうすれば、そんな自分が好きになるはずである。