- 結婚の報告をしたのに「おめでとう」と言ってもらえなかった
- 妊娠したのに、「困る」と言われた
- 結婚退職の報告をしたら冷たくあしらわれた
ダメな師長の例として、よく話題に上がるネタである。
もう何十年も前からある話題なのだが、いまだにTwitterなどで同じような文章を見る。
時代が変わっても師長の頭の中は変わってないな・・・と思う。
私も師長なので、「スタッフが減る」不安はある。
しかし、まずは人として「おめでとう」であろう。
それ以外の言葉をスタッフに投げかけている3流師長は自分のことしか頭にない。
逆に言えば、それだけ「追い込まれている」とも言える。
動物は追い込まれると攻撃的になる。
ホモ・サピエンスも同じ。
追い込まれている原因は人それぞれだろうが、スタッフに刃を向けてはいけない。
明らかに「生産性を下げる行為」である。
言われたスタッフは「師長さんにこんなこと言われた」と言いふらす。
(ネガティブな噂は千里を走る)
↓
スタッフ間で「ヒドイね」「そんな師長イヤ」という話になる
↓
その師長と一緒に働きたいと思う人が減る
↓
部署のスタッフが辞めたくなる(辞める)
↓
働くスタッフが減る
↓
師長が困る
結局、自分に返ってくるようになっている。
小学生でもちょっと考えればわかりそうなものだが、これを理解していない師長が多い。
一時的な感情をコントロールできなかったが故に、自分の首が締まっていることに気づいていない。
基本的にこういう態度の師長は「他人のせい」なので、気づきもしない。
この師長は、師長として働いている間は、ずっと忙しいままである。
そして、ネガティブな言葉が「他のスタッフ」にも影響することを忘れてはいけない。
人間は「ネガティブなネタ」を広めやすい。
報告があった時、笑顔で「おめでとう」は第一声に大声で言うべきだ。
勤務の悩みはそのスタッフにぶつけるべきではない。
時間をおいてゆっくり考えれば何とかなる。
その時に「おめでたい」と思えなくても「おめでとう」言うのだ。
気持ちと発言が違っても良い。演じることも大事である。
回り回って、それが自分自身を救う言葉になる。
師長さんに「おめでとう」と言われた。
という事実を作れば、それだけで「普段は厳しくても、人として常識のある人」と評価される。
もう少し長期的な視点で考えては如何だろう。
自分を楽にしてくれるネタは周囲に転がっているものである。