大卒ナース、専門卒ナース

私たちの時代は「大学卒業のナース(大卒ナース)」は珍しかったが、
10年くらい前から「大卒ナース」が増えてきた。

臨床で使えない大卒ナース

「大学卒業のナースは現場で使い物にならない」

そう言われていた時代もあった。

 

大卒ナースも専門卒ナースも実習で「実技」は履修しているのだが、
なぜか大卒ナースは「使えない」と言われる。

 

個人的にはこの見解が正しいとは思っていない。

 

専門卒が優れているわけでもないし、大卒が劣っているわけでもない。

どんぐりの背比べに過ぎない。

 

はじめは誰も「使えない」

 

では、なぜこういう現象が起きるのだろうか?

 

 

理由は2つあると思っている。

一つは「大卒へのヒガミ」

もう一つは「大卒は時間が空きすぎて、忘れてしまっている」

 

どちらも大した問題ではないし、
後者に関しては十分に現場教育でリカバーできる。

 

前者は、古株ナースの問題なので、気にしなくて良い。

「大卒で給料も良くていいわね」程度のヒガミだ。
そんなに大卒に憧れるなら、今から大学にでも行けばいい。

 

 

先日、Twitterに「専門卒は育ちが悪い」と書かれて、
批判を受けているTweetを見た。

 

専門卒=育ちが悪い は極端だろうと思う。

 

たまたま、自分の周囲の人たちが「下品」で「専門卒」だったのかもしれない。

 

看護師は人数が多いので、「下品」で「育ちが悪い」「専門卒」は一定数いる。
ただし、「上品」で「育ちがよい」「専門卒」も一定数いるのだ。

 

どこの世界でも同じだろう。

「大卒」だって「下品」で「育ちが悪い」人もいるのだし。。。

 

人間は自分の周囲だけをみて判断しがちである。
私自身もそういう面は多々ある。

 

ただ、長い間看護の世界にいると、「大卒」とか「専門卒」とかではなく、
「年代による傾向」は感じる。

 

良い年代は、何をさせても「早く」「質が高い」「態度も良い」

悪い世代は、「提出期限は守れない」「何かあればすぐに休む」
「報告が少ない」「コミュニケーションをとれない」「レポートが書けない」など・・・

 

とにかく「手がかかる」

 

不思議と、悪い年代は何をさせても「悪い」
良い年代は、自分たちで育っていく。

 

そしてこれは、大まかに2年毎にやって来る。

 

良い年代 → 悪い年代 → 良い年代 → 悪い年代

「大卒」とか「専門卒」とか関係なく、「世代」はあると思っている。

 

説明する言葉が足りなくて申し訳ないが、これから先も続くと思う。

 

教育の問題

付け加えて、教育についても書いておきたい。

 

教育は「平等」に行うべきである。
これに同意する人は多いと思う。

 

先程、「悪い世代」「良い世代」の事を書いたが、
どこを「平等」とするか・・・は頭の中で整理しておかないと失敗する。

 

「7つの習慣」という本にも書かれてあるが、

子供を育てたことのある人ならわかるかもしれない。
「その子供に合わせた教育」をやってはじめて『平等』なのだ。

 

「こちらの都合」で教育をやろうとすると上手くいかない。

 

「今まではこれで上手く行った」
「去年の新人は優秀だった」

 

と言いたくなる気持ちもわかるが、
これを言い出すと「感情論」になるので、時間を大きく損失する。

 

今年の新人に合わせた教育を行って、始めて「平等な教育」なのである。

 

バカな人に「バカ」という人がバカ

と同じ理論。

 

できない人に対して「嫌味」を言ったり「バカ」と言っても何も変わらない。

言うことでその後の「修正」に時間を使ってしまう。

 

賢い人は「優しく」「その人に合わせて」理解を促すものである。

 

今年の新人は、特に「優秀」なので、今年はゆっくりさせてもらう。

ABOUTこの記事をかいた人

【めで師長】 ある総合病院で看護師長をやっています。 看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。 Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。 このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。 ※ブログの更新は不定期です。