随分前にTwitterでつぶやいたのだが、私が時々見る『動画』がある。
<高校野球石川大会:星稜9-8小松大谷>
星稜が0-8で迎えた9回裏、9点を奪い奇跡の逆転サヨナラ勝ちで2年連続17度目の夏の甲子園出場を決めた。
5回までに8点を失い勝負あったかと思われた。しかし9回裏にドラマが起こった。
岩下大輝投手(3年)の左翼席場外への2ランなどで追い付き、5番佐竹海音捕手(2年)が左越えにサヨナラ打を放った。
私は野球に詳しくない。
この動画を気に入っているのは、負けている生徒たちの「笑顔」である。
9回裏に8対0だ。
普通に考えれば、負け試合である。
そこを見事に逆転して勝利したのだ。
私たち人間は『賢い』
なので、頭の中で決めつける事も多い。
「そんな事できるわけがない」
「もうダメだ」
「終わった」
「もっと辛くなる」
「これ以上のものはない」
など、行動せずに頭の中で決めつける。
負けていたチーム(星稜)は、試合の勝ち負けではなく、「楽しむ」事を選んだ。
自分たちが野球を思いっきり楽しんだ。
負けそうなのに泣いている生徒はいなかった。
何でもそうだが、『メンタル』は結果に影響を及ぼす事が多い。
「負ける」と思った時点で負ける方向に進む。
「良くならない」と思った時点で、良くならない方向に身体を向けている。
医療も同じだと思う。
今の部署が「良くならない」と思っている人は、「良くならない」行動を起こしている。
「辛い」と思っている人は、自分が辛くなるような行動をやっている。
リーダーと希望の記事を過去に書いたが、リーダーはメンタルを良い方向に持っていかなければならない。
「良くなるかも」
「勝てるかも」
「できるかも」
と思わせる事だ。
言い方は悪いが、『上手に騙す』ことも必要なのだ。
みんながポジティブに信じる事ができれば、間違いなく良い方向に向かう。
私が好きなミスチルのPADDLE(パドル)という曲の中の歌詞にこういう歌詞がある。
良いことがあってこその笑顔じゃなくて、笑顔でいれば良いことあると思うから
笑顔はポテンシャルを引き出す。