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エッセンシャルワーカーの待機期間

エッセンシャルワーカー

全国でコロナウイルス感染症の急速な拡大がみられている。

 

厚生労働省は、濃厚接触者がエッセンシャルワーカーの場合、待機期間を『条件付きで6日』に短縮すると決めたようである。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220115/k10013431691000.html?utm_int=news-new_contents_latest_004

オミクロン株の急激な感染の拡大を受けて厚生労働省は、濃厚接触者に求めている自宅などでの待機期間を現在の14日間から10日間に、医療従事者などのいわゆる「エッセンシャルワーカー」については、条件付きで6日間に短縮することなどを全国の自治体に通知しました。

 

 

SNSでは「人間として扱われていない気がする」という主旨の批判が相次いでいるようであるが、そんな事は無いと思う。

医療者はそれだけ「頼られてる」ということだ。

私はむしろ、「働けるならありがたい」と考えている。

 

 

「誰かから世話をしてもらうこと」と「誰かの世話をすること」の選択があるなら、私は後者を選ぶ。

『他人の役に立てる』という事は、大きな喜びである。

 

 

 

しかし、今回「エッセンシャルワーカー」という言葉を初めて耳にした。

エッセンシャルは「必要不可欠な、きわめて重要な」という意味だ。

 

医療従事者や、警察・消防、高齢者や障害者の生活に必要なサービスを提供する事業者、電気・ガス・水道などのインフラに関わる事業者、食料品など生活必需品の供給に関わる人たちなどを「エッセンシャルワーカー」と呼ぶそうだ。

 

 

『必要不可欠な存在』だと認識されている職に就いていることを誇りに思う。

 

医療者であるとか看護師であるとか言う前に、社会人である以上、誰かのために役に立つ生き方をしたい。

 

「私の方が大変なの」
「私の大変さをわかってほしい」
という欲求は人間だれしもあるだろうが、そういうものは、求めれば求めようとするほど逃げていく。

 

 

少し前にテレビで、「たらいの中の水のようなもの」と言っていた人がいた。

手前に水を集めようとすればするほど逃げていく。
向こう側に押し出せば水は戻ってくる。

 

 

仕事は自ら働きかけていく方が、結果的に良くなる。
その仕事が誰かから求められるものであれば本望である。

 

 

 

2日ほど前から、私の周囲でも「同居している子供がコロナに感染した」「成人式の後、同窓会で感染したようだ」という話を耳にする。

私の住んでいる田舎でもこのような事態に陥っている。
都会では、もっとたくさん耳にする話であろう。

 

 

今は幸い症状が軽い患者さんが多く、病院のベッドをひっ迫している様子は今のところない。

感染した患者さんの年齢も若く、多くが「自宅待機」になっている。

 

 

自分自身も気を付けて生活しているつもりだが、ウイルスはどこからサラッと潜り込んでくる。

誰しも感染する可能性はある。

 

 

感染した理由はいろいろとあるだろうが、どのような理由があれ、感染したくて感染する人はいないはずである。

不幸にも感染した人を支えてあげられるのなら、嬉しい限りである。
そんな思いを持って医療者として仕事を行いたい。

 

みんなで前を向いて乗りきろう。

『大きく変わる』と書いて「大変」と読む。
大変な時こそ、自分が大きく変われる時である。

 

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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