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「振り返り」はアウトプットで

師長ブログめでろぐ

新人看護師が入職して働きはじめている病院も多いと思う。

当院では随分前から「振り返り」の時間を取るようにしているが、皆さんの施設はどうだろう?

「振り返り」と言う名の「先輩からの指導」になっていないだろうか?

 

「振り返り」は頭の整理である。

1日の業務内容を経験し、「できた部分」と「できなかった部分」を分ける。
要するに、1日インプットしたものをアウトプットさせなければならない。

 

ここで、先輩が偉そうに「指導」なるものを行うとどうなるか・・・

インプットの上にインプットとなる・・・

そう。

ただの「負担」である。

 

水がいっぱい入った容器に、さらに水を入れようとしても、溢れ出るだけである。

終わってからの指導は「何も残らない」と思ったほうが良い。

 

実際、「今年の新人は、一回説明したのに『聞いてない』と言う」と愚痴をこぼしている先輩ナースを見たことがないだろうか?

こういう発言を行う人はキャパをイメージできていない。

 

振り返りは「アウトプット」が基本である。

 

新人を集めて、「今日学んだことを3つ書いてみて」とメモ用紙に書き出してもらうのも良い。
(私は通常、この手法を使う)

アウトプットは意外と難しい。

 

新人が3人いれば、一人3つずつ書いてもらうと9つの項目が出てくる。
(ダブリがある場合は、もう少し少なくなるが・・・)

 

この「学び」を3人で共有すれば、一人で振り返るより3倍のスピードで情報が得られる。
新しい視点に気づくことが出来るのだ。

 

アウトプットすれば新人の成長スピードを上げることができる。

 

インプットの後にアウトプットする時間が作れているか・・・
特に管理者は目を光らせておくと良い。

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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