組織の中では色んな「問題」が起こる。
残念ながら、これは避けられない事実である。
「自責思考」と「他責思考」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
問題が起こったとき、『自責思考』の人は「自分に問題がある」と考え、自分自身の言動の改善を試みる思考をする。
一方、『他責思考』の人は「他人に問題がある」と考え、他人に対して言動の改善を迫る思考をする。
簡単に言えば、「自分の責任」にするか、「人のせい」にしたがるか・・・という話である。
『自責思考』を持った組織は、問題に対してみんなが当事者意識を持つので、強い。
一方『他責思考』を持った組織は、問題を他人事として捉えるので組織として弱い。
自責思考の人は「自分のやり方がまずかった」「自分の確認が不十分だった」「努力が足りなかった」と反省し、次に同じ事が起きないように改善する。
一方、他責思考の人は「上司の指示の出し方が悪い」「サポートが悪い」「マニュアルが整備されていない」と自分で改善を試みようとしない。
問題の原因は自分の手の届く範囲には無く、自分にできることは無い」と考える。
もう言わなくてもわかるだろうが、起こった問題を次起こさないように自分自身を変化させられるか否かで結果が変わってくる。
ただひとつ注意点がある。
極端な『自責思考』は有害である。
「私が悪いんです」が強いと、それだけで解決しようとしたり(結局、言葉だけで終わるパターン)
ストレスが強くなると、うつ病などの精神疾患につながるケースもある。
バランスを取りながら考える必要があるが、「今回、私にできることは何だろう?」という思考を持って望めば、1つくらい改善点があるかもしれない。
強い者が生き残るのではない
賢い者が生き残るのではない
変化できる者が生き残るのだ
ーダーウィンー