看護師の世界(?)は「助詞」を省く傾向にある。
twitterを見ていると、ある人も同じような事を発していた。
看護記録で、「創部に発赤認める」「失禁見られる」
ってよく見るんですが
・発赤「を」認める
・失禁「が」見られる
という助詞の省略が起こっていて、文字数制限にそんなにシビアなわけじゃないのに、超不思議でした。看護師のよくある文章の書き方だから、学生も新人も真似するんでしょうか。
— Nバク【働くナースに捧ぐ】 (@Nbaku_mn) June 28, 2020
同感である。
忙しいからなのか、知らないが、女子が助詞を省いてはいけない。
「~を」「~の」「~に」などの助詞をひたすら省く。
個人的には「看護師あるある」の1つだと思っているが、せめて外部に出す『看護サマリー』くらいはきちんと書いてもらいたい。
私は助詞の省略は黙認しない。
サマリーではスタッフの文章を見ることがあるが、その都度本人に返すようにしている。
「○○さん、『~が』が抜けていますよ。」
「『~の』が付きますよね。」
という風に「直接」本人に説明する。
書いた本人は、キョトンとした顔をしているが、「師長に言われるなら仕方がない」という顔でおとなしく書き直す。
しかし何だろう?
この違和感。
若い人が本を読まなくなった影響なのか?
文章を書かなくなった影響なのか?
どちらがどう影響しているのか、分からないのだが、
「言われると分かる」というレベルから、
「言われてもわからない」レベルになっている気がするのだ。
つまり、指摘されても「確かに、そうですね」とはならず、「そうですか?」という感じ。
今さら小学生の勉強をさせるわけにもいかないし・・・
とりあえず、一縷(いちる)の望みを抱きながらその都度返すようにしている。
私も他人の事を言えるような文章レベルではないことは重々承知している。
しかし、「てにをは」に違和感くらいはもって欲しいと願う。
看護師は意外と「当たり前の事」(つまり義務教育で習ってきたような事)を身につけていない人が時々いる。
噴飯物レベルの文章を出してくる人だっている。
まずは「身についていない」という現実を受け止め、自分で学習に努めてもらいたい。
学生ではないので、自分で計画立ててやるしかない。
ブログでも書いてみてはどうだろう?
タイピングと思考をまとめる訓練になる。