もうすぐ『新人看護師』が入職してくる。
環境が大きく変わる時期であり、入職する看護師も緊張感が増す時期であると思う。
現場の看護師も「どんな新人さんが入ってくるだろうね?」
「良い新人だったら良いね」など期待と不安を膨らましながら話している。
社会に出て大切なことは「信用」や「信頼」である。
まずは「当たり前のことが当たり前にできること」
- 挨拶をする
- 笑顔で会話できる
- 失礼のない態度や話し方ができる
- 返事はすぐに短く「はい」と言える
など
まずは学生の時に習ったことが実行できるかどうかだ。
知識として頭の中に入っていても、実行できなければ知らないのと同じである。
要は、実行力や結果が見られる。
学生の頃は「頭がよい(勉強ができる)」「運動ができる」という事で評価される事も多かったかもしれないが、これらは重要ではなくなる。
頭が良くても、態度が悪ければ相手にされない
言われたことを素直に実行できない人は評価されない
挨拶ができない人は評価されない
まずはゼロからスタートである。
先日、日経平均株価が上昇しているというニュースを見た。
コロナで不景気・・・と言われている時代なのに、日経平均株価は上昇しているのだ。
日経平均株価は東証一部上場しているうちの225社の株価の動きを、過去との連続性が取れるような形に計算して出している指数らしい。
期待が大きくなれば、投資家が株を購入して上がる。
社会人に出た人たちと『株』は似ていると思う。
「この人は挨拶もシッカリして、態度が良い。とてもがんばり屋さんだ」
という周囲の『期待』を得られる人は信頼される。
「この子は昨日言ったことを覚えていない(調べていない)」
「返事は良いけど、成長を感じないな」と周囲に思われると、信用されない。
また、知識を得て、素晴らしいアセスメント力を持っていても、偉そうな口調でバカにするような態度を取る人は、周囲から信頼されない。
つまり『株』のように、「周囲の目」があなたを評価する。
「信用」と「信頼」については、過去の記事にも書いたかもしれないが・・・
『信用』は過去から判断する現在の評価であるのに対し、『信頼』は未来への期待も加わっているといわれる。
細かいことはどうでも良いのだが、普段の行動が周囲の評価に直結するのだ。
誰でもゼロからのスタートである。
自分が周囲から信頼されるよう、日々努力を積み重ねていくしかない。
気がつけば、周囲から求められる人になっているはずである。