管理は「営業」と同じだと思う。
突然何の話?・・・と思われるかもしれないが、
営業の仕事は「ものを売ること」と考えている人が多い。
(一般的にそのようなイメージがあるのではないだろうか?)
管理も「人を動かすのが仕事」というイメージがある。
私も管理者(師長)になるまで、そのように考えていた。
ここの「考え方」を間違えると、上手くいかない。
営業の仕事は自分の会社の商品やサービスを売ることではない。
売ろうとすればするほど上手くいかない。
相手の課題を解決することが営業の仕事である。
「○○やってください」では信頼関係は築けない。
『お願い』ではダメなのだ。
まずは相手のニーズに気づき、それに応える。
結果として『信頼関係』が生まれる。
それが回り回って『成果』につながる。
管理(師長)の仕事も同じである。
「○○やって下さい」ではダメなのだ。
その時は「仕方なく」動いてくれたとしても「やらされ感」しか残らない。
まずはスタッフのニーズに応える必要がある。
何に困っているか?
問題は何なのか?
それを解決するには、自分はどうしたらよいか?
きちんと分析して実行しないといけない。
私はこのブログの中で時々『7つの習慣』という本を紹介している。
この『7つの習慣」 の中に書かれている言葉がある。
第五の習慣:理解してから理解される
という言葉である。
自分が「理解してほしい」と思うなら、まずはこちらが相手のことを「理解する」必要がある。
これは『原則』である。
「自分の言うことを聞いてほしい」と思うのなら、まずは自分が相手の言うことを聞く必要がある。
必ずこちらから先に動かないと相手は動いてくれない。
この原則を間違えると絶対に上手くいかないのだ。
自分が与えていないのに、相手に求めていないだろうか?
相手を動かしたいと思うのなら、まずは「相手のやってほしいこと」をやるべきである。
信頼関係が生まれると、そこからは加速度的に上手くいく。
相手のニーズを知り、行動すること。
営業でも看護でも同じである。