師長に就任して6年が経つ。
最近は「できる師長」と「できない師長」が明確にわかるようになってきた。
「声だけデカイ師長(言いたいことばかり言う人)」はごまんといるが、仕事をきっちりできる師長は少ない。
『できない師長』の特徴の一つとして、「片付けができない」というのがある。
私は他の部署に行った時、必ず師長の机の上を見る。
余裕があれば、師長の机のパソコンの後ろを見る。
その部分をチェックすれば、その師長が『できる人』かどうかがわかる。
師長の机の上に書類が「横置き」に積み重ねられていたり、パソコンの後ろ側にホコリが溜まっている師長はだいたい仕事ができない。
仕事を抱え込みすぎて「回っていない」状態。
もしくは、「いつか使うかも」(使うことはない)書類を積み上げているだけである。
私は書類を横に積み上げている人で「仕事ができる人」を見たことがない。
一つ一つのタスクに『締め切り』を設けていないからこのようになる。
管理者のタスクはすぐに「優先順位」と「締切り」を設けなければならない。
ゴミ屋敷に一つゴミが増えても気にならないのと同じで、常に片付けていないとタスクの増加に気づけない。
師長の尻拭いはたいていスタッフがやることになる。
仕事のできない師長の部署は常にバタバタしている。
「常に忙しい」と考えている師長は自分の仕事のやり方を見直してみると良い。
行動を変えると変わることもある。
もちろん、一時的にタスクが増えて忙しくなる時期もある。
優先順位を決めて、期間を決めて取り組むしかない。
私たちは機械ではないので、同時進行は難しい。
『一つずつ』取り組むしかない。
まずは「書類が一つも横積みになっていない」状態を作ろう。
色んなものが見えてくるハズである。