管理者(師長)へ向けて 仕事のこと(医療・看護)

思い立ったが吉日

先日、Twitterであるナースがつぶやいていた。

 

「呼吸療法士の資格を取る」と以前から師長に言っていた。
いよいよ資格を取ろうと師長に相談すると却下された・・・・

という趣旨のTweetであった。

 

 

師長(管理者)は「部下育成」を考えているか?

師長の役割の1つに、「部下育成」がある。

組織に必要な「力」を備えた部下を育成する・・・という役割である。

 

組織において、「育成」は難しい。

 

「スタッフがやりたいこと」
「組織(上司)が期待すること」
「組織に必要なこと」

が噛み合わないといけない。

 

「スタッフがやりたい事」と「組織が求めるもの」が大幅にズレていれば、それは「育成」にはならない。

 

例えば、看護スタッフが「簿記の資格を取りたい」とか言ってくる例は「プライベートでやってくれ」となる。

看護師に「簿記の資格」は必要ないからである。。

 

 

病院であれば、「ベッドサイドケアに必要な事」や「診療報酬に関わること」などが必要とされる。

 

くだんのナースが取りたかった資格は「呼吸療法士」である。

長期的に見れば、是非早いうちに取ってもらっておく方が良い。

自分から「取りたい」という人なんて、そんなにいない。

 

つまり、「やる気のある時に取り組ませておくべき」だと私は思う。

 

思い立ったが吉日だ。

 

何でもそうだが、物事には「タイミング」というものがある。
学習は「やりたい」と思った時が一番吸収が良く、集中できる。

 

「やりたくない」時にやる勉強ほど嫌気がさすものはない。

 

結婚にせよ、患者さんの要求にせよ、必ず「タイミング」はあるのだ。

 

資格さえ取っておけば、その後の部下育成に幅が出る。

更に資格を取ったナースはそれが「強み」となり、部下の指導に活かせるかもしれない。

 

長期的な視点のない管理者は、目の前の「人員不足」や「経験不足」で判断する。
要するに「投資」をしない。

 

恐らくこの管理者は「予防」で手一杯である。

日々起こる出来事に予防線を張り、スタッフの思考をシュリンクしていると想像する。

 

以前、「信頼とは未来に対する期待に基礎をおいている」と書いた。

恐らく、スタッフを「信頼」できないのだろう。
できないスタッフを排斥していないか、懸念するところである。

 

管理者の考え1つで、組織の色が変わる。

「木を見て森を見ず」にならないよう、リベラルな気持ちを持っていたい。

  • この記事を書いた人

mede

【めで師長】 ある総合病院で看護師長をやっています。 看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。 Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。 このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。 ※ブログの更新は不定期です。

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