あまり喋るのは得意な方ではないのだが、現場での「声」はとても重要だと思っている。
ここでの「声」は「スタッフの意見」ではなく、普通の「発声」の方である。
「声」に関しては、さまざまな研究もされており、「思考の整理学」(外山滋比古)には「声を出してみると、頭が違った働きをするのかもしれない」と書かれている。
※「思考の整理学」は絶対に読んでおいたほうが良い本なのでおすすめしておく
書き上げたレポートを音読してみる。
もし、読みつかえるところがあれば、必ず問題が潜んでいる。
再考してみなければならない。
黙読では見逃すところを、声なら拾える。
声は、目だけで見つけることのできない文章の穴を発見する。
私たちはコミュニケーションツールとして「声」を使っているが、上記のように、「声」には別の使い方もあるのではないかと最近は考えている。
- 暗記の補助として「声」を使えば効率が上がる。
- 朝の挨拶で明るく「声」を出せば、良い空気感を作ることができる。
- 大きな声は「自信」があるように見え、声の大きい人は信用される。
- 病院理念を皆で唱和すれば、自分たちがどこに向かっているか認識されやすい
(個人的にはあまり好みではないが、効果はある) - 声を出せば頭の回転が上がる。
- 声を聞けば相手の体調がわかる。
いろんな場面で「声」を意識してみてはどうだろう?
相手の出している「声」
自分が発する「声」
それを意識するだけでも見ている世界は変わるはずである。
個人的には「声の小さい人は信用できない」と思っている。
やはり、元気のよい大きな声は素敵だ。