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学びは一つずつ

先日、部署内で『急変』のことを記事にした。

 

新人看護師急変対応
患者急変時の新人

病院で働いていると、『急変』というのは必ず起こる。 予想できる急変など無い。 予想できないから『急変』と私たちは感じる。   先日、私の部署でADLが自立していた80代の女性が『急変』した。 ...

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ここでは「気の利いた新人」の話を書いたが、急変対応で課題が無かったわけではない。

急変が起こるたびに「訓練不足」を実感する。

 

今回の課題は「挿管介助」であった。

スタッフが挿管介助が適切にできなかったわけでは無かったが、時間を要した。
何でもそうだが、日頃から訓練をしていないと、いざという時に動けない。

 

スポーツの世界では練習で100%の力を出すように言われる。

練習で100%の力を出せない人が本番で100%の力を出せるわけがない。

本番というのは予想していない事が次々に起こるものだ。

 

早速『挿管介助』の訓練を部署内で始めることにした。

私がスタッフに課した目標は、「1分以内に準備できること」である。
期限は1週間。

 

迷わずに動けば1分以内は可能である。

 

 

急変の対応ができなかった時、他の部署では「急変対応の勉強会」をやろうとする。

私は、急変対応全体の勉強会は効率が悪いと考えている。

課題は小さく分けたほうが良い。

 

  • 発見時のアセスメントが悪かったのか(コードブルー発令が遅れた)
  • 記録が書けなかったのか
  • BLSができなかったのか
  • バックバルブマスクでの換気の技術が悪かったのか
  • 挿管介助ができなかったのか
  • アルゴリズムが理解できていなかったのか

など、急変時には必ず課題があるはずである。

一気にやろうとすると何も残らないし、ざっとした勉強会で終わってしまう。

そもそも、講義を聞くだけでは頭に残らない。

 

課題を明確にし、基準を設けて訓練する。
要するに『照準を絞る』という事である。

 

 

私の部署の今回の課題は『挿管介助』と考えて、訓練を課した。

勉強会は行わない。
物品を触りながら、ディスカッションを行い、練習をする。

「1分以内」という制限を設ければ、ゲーム性も出てくる。

 

物品を置いておけば、スタッフは自由に触り、練習する。

 

学びは一つずつやる方が良い。

1分以内にできるようになれば、スタッフに『自信』がつく。
『自信』が付けば、他人に教えようとする。

こうして少しずつ広がっていく。

 

まずは一つだけに絞ってやってみよう。
質の向上を感じるはずである。

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mede

【めで師長】 ある総合病院で看護師長をやっています。 看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。 Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。 このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。 ※ブログの更新は不定期です。

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