時々コメントやメッセージで「めで師長の手帳の使い方を知りたい」というコメントが来る。
他人が使っている『手帳』や『ツール』に興味が出る気持ちはすごくわかる。
私も他人の手帳は見たいと思うし、過去に多くの手帳の本も買った。
小さな手帳や、システム手帳、バレットジャーナルなど、複数の手帳を使い、今の手帳に落ち着いている。
私の手帳は、プライベートな内容が多く書かれてあるので、今日はデモ画像を作成して公表する。
理想の手帳
皆さんが考える「理想の手帳」とはどんなものだろうか?
また、手帳を「何のために」使うのだろうか?
手帳を使う上で、この「基本的なこと」がわかっていないと効果的に使えない。
目的を持たずに手帳を買ってしまうと、使わなくなる。
そして目的は、人によって違う。
もし、手帳を買おうと考えている人がいるなら、新しい手帳に飛びつく前に、まずは自分自身をシッカリ見直したほうが良い。
単に「時間管理」として使うなら、スマホのアプリで良い。
「アイデア収集」なら小さなノートで良い。
皆さんは何のために手帳を使う?
私は、手帳は「予定管理」と「自分を成長させるため」のツールだと思っている。
「自分自身を成長させるために使う」ツールである。
昨日できなかった事を今日できるようになりたい。
限られた時間をできるだけ無駄が無いように、少しずつ改善を重ねて自分を変えていきたい。
そのために手帳を活用する。
さらには、自分の役割を全うする目的もある。
師長という役割があるので、自分のことだけでなく、スタッフのことも把握しておかなければならない。
自分自身が「この師長と一緒に働きたい」と思える人間になっているか・・・を常に考える。
スタッフをサポートする師長になれるよう努力している。
「リーダーはスタッフの良きしもべでなければならない」と何かの本で読んだが、私はこれに共感する。
スタッフが出来ない(忘れている)事を私が担う事で、全体が上手くいく。
自分を全面に出すのではなく、後ろに回って支える。
話しかけられたら、いつも笑顔で目を見て「どうしました?」と聞くように心がけている。
文章を読むと、「誰でもできる」と思うかもしれないが、「いつも」というのはシッカリと意識していないと出来ないものである。
たまに作業を止められずに「はい」と目を見ずに返事してしまう事があり、反省する。
この繰り返しが、人間関係の質を高める。
なので、手帳には自分の予定以外に、スタッフの予定も書いている。
朝礼で、毎朝「本日の予定」を確認しているのだが、スタッフが忘れているときは、「私の手帳に○○(研修)って書いてありますが・・・」と声をかける。
過去に何度か「はっ!忘れていました」というスタッフもいた。
この役割を果たせ、スタッフから頼りにされるのなら冥利に尽きる。
前置きが長くなったが、私の手帳に求める条件は以下の通り。
①自分の予定管理
②自分の目標管理
③他人の予定管理
④アイデアメモ
予定管理は、手帳ならどの手帳も可能であろう。
②の目標管理は、目標を単に書くのではない。
目標を書いて、それに近づかなければならない。
それは、まとまった時間を取ってやるのではなく、日々の生活の中で行う。
ダイエットしたいなら、食事制限や運動
知識や知恵を得たいなら、読書や勉強
他人に信頼されたいなら、周囲の人に積極的な挨拶や笑顔、共感
精神を安定させたいなら、十分な休息や好きなことをやる
私は今、『フランクリン・プランナー オーガナイザー ビジネス・ウィークリーレフト』という手帳を使っている。
以前はフランクリン・プランナーのシステム手帳を使っていたが、重すぎて持ち歩かなくなった。
なので現在は、フランクリン・プランナーの閉じ手帳を使うようにした。
何事もそうだが、一朝一夕でなにかが達成されることはない。
日々の積み重ねの結果で達成される。
「知識を得たい」と思いながら勉強しない人
「痩せたい」と思いながら、食べ過ぎる人
人間というのは『目の前の事』に振り回されやすい。
それをどのようにして防ぎ、自分をコントロールするかが大事である。
サポートしてくれる相棒として、手帳がある。
さて、それではお待ちかね・・・
私の手帳構成はこのようになっている。

私は『カレンダーページ』を使うのは、2年前からやめた。
普段はこのページしか見ていない。
そのかわり、一日に何度もこのページを見て、進行具合を確認する。
以前は、ブロックカレンダーとウィークリーの2箇所に同じ予定を書いていたが、2箇所書くと無駄があるし、時々書き忘れが見られた。
ブロックカレンダーは俯瞰して見る上で便利だが、ウィークリーページに書くだけでも管理は可能であった。
この見開きページで
・今週の自分の予定
・今週の他人の予定
・仕事の目標
・プライベートの目標
・日々のコントール(チェック)
・アイデアや感じたこと(メモ欄)
を俯瞰的に見ることが出来る。
私は時々日記を書くのだが、この見開きページにはスペースが少なくて書けない。
なので、手帳に薄いメモ帳(キャンパスノートのA6サイズ)を巻末に挟み、日記はそれに書いている。
また、学習した内容や、考えを深めたいとき、会議メモは『A4サイズのキャンパスノート』に書く。
A4サイズのキャンパスノートは、見開きでA3サイズになるし、コピーした資料も貼り付けやすい。
綺麗にまとめるのではなく、「自分を成長させるツール」として使う。
ゴチャゴチャした頭の中をノートで整理し、新しいアイデアを生み出す。
しばらくB5サイズ(学生が使うサイズ)を愛用していたが、A4サイズに変えた。
ノートを変えてから、効率が上がったようにも思える。
いかがだっただろうか?
みなさんの参考にして頂けるなら幸いである。