職場には色んな人がいる。
- 仕事ができる人
- 口の悪い人
- 仕事の遅い人
- 仕事に遅れてくる人
- 記録が遅い人
- 話ばかりする人
色んな人がいて、ひとつの「集団」を作っている。
昨日、「迷惑行為」のスタッフの事を書いたが、こういう特殊な例を除いて、それぞれが役割を担って仕事をやっていかなければならないと思う。
8割の人は、時間通りに仕事に来て、仕事に真面目に取り組み、できるだけ早く終わらせようと努力する。
しかし、一部の人がちょっと違う行動をする。
その人はしばらくすると、
「あの人は仕事ができない」
「仕事が遅い」
「何度言っても理解できない」
と言われ出し、批判の対象になる。
最後には「あの人がいなければいいのに」という思考に走る。
「集団」が陥りやすいワナである。
業務に支障が出るレベルであれば「問題」と捉えるが、周囲と比べて仕事が遅い(できない)というレベルであれば、サポートするしかない。
サポートすればできるかも・・・という視点は大切である。
管理者として働いていると、スタッフから「あの人どうにかなりませんか?」と言われることもある。
特に仕事ができない「新人」は煙たがられる。
排除したくなる気持ちはわかるが、排除しても結果は同じである。
生産性にはホトンド影響しない。
むしろ、バランスが崩れる。
「惑星」と同じであると私は理解している。
宇宙にはたくさんの星があり、それぞれが「引力」を持っているそうだ。
生物が住んでいない、小さな惑星でも「引力」はある。
それぞれが、何かしらの影響を与え合い、均衡を保っている。
しかし、ある時点でひとつの惑星が崩れると、他の惑星の「軌道」が変わる。
それによって、他の惑星が崩れる恐れがある。
宇宙の事に詳しいわけではないが、それぞれが「役割」を持っている。
一見、足を引っ張っている人も、誰かの役に立っている。
この人を辞めさせる事で、他に影響が出る。
「2:6:2の法則」を知っていれば、説明は不要であろう。
要するに、どんなに優秀な人を集めても、2割の人は働かない。
全員が真面目で、全員が問題なく働く職場なんて、逆に気持ちが悪い。
何らかの問題があるから管理者の仕事があるのだ。
余程の事をする例外な人もいるかもしれないが、「無駄な人」は一人としていない。
教育して、その人の能力を活かすしかない。