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「何を大事にしているか」を問え

2021年3月4日

Twitterでもつぶやいたが、先日『教場』というドラマを見た。

見たことのある人も多いかもしれないが、木村拓哉さんが怖い教官役のドラマである。

kyoujyou

 

とにかく面白かった。

警察学校の話であるが、警察になる前に生徒をふるいにかけ、適正を見極める。
良いところを伸ばし、不適切な人には退校を命じる。

 

警察学校の話であったが、看護学校にも適応できる考え方だと感じた。

 

このドラマのコアな部分は、

なぜ警察になりたいのか?

どんな警察官になりたいのか?

という部分を見極める。

 

色んな生徒がいて、心の中に色んな思いを持っている。

  • 家族や恋人の問題を解決したいと思う人
  • 小さい頃から警察に憧れている人
  • 前の仕事を失敗して、警察を目指そうとした人

色んな思いを抱えながら警察を目指している。

そういう『想い』を持った人が誰かの役に立つ。

 

 

私たち看護師も同じである。

  • 家族をガンでなくした人
  • 小さい頃に看護師さんに優しくしてもらった人
  • 親が看護師なので、看護師をめざした人
  • 社会人を経験して、看護師になる人
  • 手に職を持ちたくて看護師をめざした人

色んな人がいて良い。

 

 

ただし、「どんな看護師になりたいか」は明確にしておかなければならない。

 

当院では、新人看護師が入職してすぐに「目指す看護師像」を書いてもらう。

 

この時よく「優しい看護師」「安心感を与える看護師」「頼りにされる看護師」という言葉がよく出てくる。

なぜそのような看護師を目指そうと考えたのか?

つながっていない人は『良い看護師』になれない。

ここで言う『良い看護師』とは他人に評価される看護師ではない。
自分自身が感じるものである。

自分の行動が「目指す像」に近づくから自分自身で納得する。
それに反する行為はストレスとなる。
各人が気づいているはずである。

 

『優しい看護師になりたい』と思っている人が、業務があまりに忙しくて、優しくできない時・・・ストレスを抱える。

人や環境のせいにしてしまい、「見て見ぬ振り」が癖になっている人も多い。
つまり、「私のせいじゃない」「私は悪くない」と思わせることで、何とか自分のやっている事を正当化しようとしてしまう。
自分ではわかっているはずなのに、見ようとしない。

 

これでは、『良い看護師』とは言えない。

 

今までの人生の中で、辛いこと、嫌なこと、人を傷つけてしまった事など・・・色んな失敗の中で「もう嫌だ」「こんな思いはしたくない」と思っているかもしれない。

または、看護師から生きる喜びをもらい、「こんな看護師になりたい」という思いを持っている人もいるかもしれない。

 

学生の時にそのような『想い』が持てなかった人は、働きはじめてから考えても良い。

 

一人ひとりの「目指す看護師像」は、きっと誰かの役に立つ。

 

ガンで家族を亡くした人は、ガンの患者さんや家族に寄り添える。

小さい頃に看護師に優しくしてもらった人は、入院してきた子供に希望を与えられる。

社会人を経験して看護師をめざした人は、その経験を生かして歪んだ看護師の世界を変えていける。

手に職を持ちたくて看護師になった人は、手に職を持っていない人をバカにせず、優しく接する事ができる。

 

 

そういう看護師を待っている人が世の中にはたくさんいる。

私たち看護師という職業は厳しい世界かもしれないが、必ず人の役に立てる職業である。

 

 

「看護観」という言葉で学生の頃は学ぶ。

たぶん殆どの学生が「よくわからん」と思っている。
「なぜこんな事を問われるのか」と感じる人もいるだろう。

これは自分自身と向き合って、自分を知らなければ絶対に出てこない。

そこから逃げていては出てこない。

自分自身が「何を大切にしているか」問いてみよう。
すぐに答えは出てこないかもしれないが、必ず素晴らしい答えがそこにあるはずである。

 

わからない人は『教場』を見ると良い。
何かのヒントになるはずである。

 

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