看護師ブログめでろぐ

勝手に言いたいこと 仕事(医療・看護)

看護師の保証

2021年1月12日

 

看護師の業務はとにかく「忙しい」。

 

『マルチタスク』が求められ、『スピード』が求められ、『質』も求められる。

 

そもそも、「やること」が多い。

日常生活の援助(おむつ交換・清拭・入浴介助・食事介助、内服管理など)以外にも、検査搬送、検査介助、処置介助、注射作成、注射投与、シーツ交換、家族の電話対応、・・・など

 

休憩もロクに取れない。

「1時間」休憩なんて、看護師として働きだして取った記憶がない。

 

私は師長であるが、師長になると、休憩時間も電話が鳴り続ける。

食事どころではない。
食後の歯磨きもできないなんてザラだ。

 

 

新型コロナウイルスの影響で、「看護師不足」が問題になっている。

看護師の「安い給料」「パワハラ師長」「お局」など、働く環境に対しても不満は多い。

休憩時間の確保もできないが、それに対する「保証」もない。

 

 

頑張れば頑張るほどバカを見るような構造になっている事がおかしい。

頑張った人が報われる構造にすべきなのに、それができていない。

「安心して働ける」というのは、そういう部分が大事なのだ。

 

医療の世界は「突発的な」事は起こって当たり前である。
病気は待ってくれない。

朝まで元気だった人が、昼には心肺停止になることもある。

それが当たり前の世界。

突発的な事が多く、業務も安定しないのは理解しているが、それに対する保証が薄い。

 

 

忙しいかもしれないが、

  • 昼休みが1時間取れなかったら、残業をつけてください
  • 残業は「確実に」付けて下さい

という「保証」があれば、まだ気持ち的に納得できる。

 

もちろん、お金の保証だけでは問題は解決しないかもしれないが、
「お金」が発生すれば「責任」が発生する。

 

また、日本の病院は『夜間帯の人数配置』もおかしい。

 

以前にもどこかで言ったかもしれないが、
日勤帯は受け持ち4~5名程度だとしても、
夜間帯になると1人で20人近く見ることになる。

 

いくら夜間帯でも20人の患者の世話を1人でするのは限界がある。

「夜は患者さんが寝ているから大丈夫でしょ」と現場を知らない人は思うかもしれないが、全員が寝ている夜なんて無い。

 

しかも、認知機能の低下のある患者の対応は、
患者1人の対応に、医療者2人以上は必要になる場合がある。

 

認知症を抱えている病棟は夜間帯の看護師を増やしておくべきであるが、それを行おうとする病院は無い。

当院でも患者が暴れて、5~6人で抑えなければならない事象もある。
(ある・・・というか、最近は日常的である)

 

そして、転べば「インシデントレポート」である。
これも無駄な業務。

 

時間は有限である。

 

もう少し看護師の仕事をコーディネートして、保証しなければ看護師は集まらないだろう。

 

日本看護協会は、「看護師が集まらない」と言う前に、
もう少し看護師の待遇に対して発言してはどうか?

 

看護師が安心して働ける環境が整えば、自ずと看護師は戻ってくるはずである。

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