先日「師長会議」の中で、ある師長がパワーポイントでプレゼンを行っていた。
その中で、「字が小さくて見えないかもしれませんが・・・」と言いながら説明を続けたのだが、こういう「小さな事」が気になる。
『若い一般スタッフ』が説明しているなら特に気にならないのかもしれないが、説明しているのは『師長』である。
つまり、病棟(部署)のトップ。
「相手の事を考える・・・」という視点を持てば、「字が小さい」と分かっている部分は事前に「大きく」すべきである。
聴衆から「字が小さい」と指摘され、その時に気づいたのなら仕方がない。
しかし、説明しながら自分で「字が小さくて見えないかも」と言っているのである。
要するに、単なる「サボリ」か「準備不足」
「これくらい良いだろう」という怠慢。
少なくとも、「師長会議」や「外部の説明」でこういう台詞は御法度である。
聴衆の時間を頂いて説明をしている中で、「見えない」部分を作ってはいけない。
「見えない」と分かっているなら、はじめから入れるべきではない。
「自分の言いたいこと」が優先され、「聞き手」の事を考えられていない証拠だ。
「一事が万事」という言葉が昔からある。
この「小さな事」からも「スタッフの話なんて聞いていないのだろうな」
「相手のことを考えられる人ではないのだろう」という事が容易に想像できる。
私も他人のことを言えるほど「気が利く」わけではないが、他人の時間を奪う行為はやめて頂きたい。
スライドの「デザイン」や「色使い」も悪く、気色悪かったのが重なり、イライラさせられた事例であった。
(これは個人のセンスが問われる部分なので、仕方がないかもしれないが・・・)
きちんと「伝える」事が目的なら、「見える工夫」を取り入れておくべきであろう。