新型コロナウイルスの感染が話題になり、数ヶ月が経つ。
この1年で大きく生活様式が変わり、それにもだんだん慣れてきた。
私たちが生きている現実はリスクに満ちあふれている。
交通事故で死ぬ人は年間3,000人以上いるのに、それよりも死亡数の少ない「新型コロナウイルス感染」を恐れる。
自分が「交通事故で今日死ぬかもしれない」とは誰も考えて生きていない。
多くの人が「これまで大丈夫だったから、明日も大丈夫だろう」と思い込んでいるに過ぎない。
新型コロナウイルスはその「思い込み」を見事に崩した。
「これまで大丈夫だった」が通用しなくなり、「明日も大丈夫」と言えなくなった。
考え方によってはこちらが「真実」なのだが、見ようとしなかった。
私たちの明日は希望にあふれているのか?
そう思いたいだけなのか?
今日の仕事は意味があったのか?
明日も同じ仕事ができるのか?
そう考えると、「当たり前」と思っていたことが「当たり前」と思えなくなり、もっと大事に生きる覚悟ができるのではないだろうか?
あまり考えると不安だらけで息苦しくなるかもしれないが、「現在」は「今」しか経験できない。一つ一つ大事にこなしていく所に意味がある。
明日お迎えが来ても後悔しない生き方をしよう。
コロナは私たちに何かを伝えているのかもしれない。