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去って行く人を大事にしなさい

めでろぐ

先日、「スタッフが突然辞めると言ってきた」という記事を書いた。

 

師長によっては

「突然辞めるなんて、聞いてない」
「今辞めるなんて、状況を考えて言ってよ」
「どこに言っても同じよ」
「あなたには無理よ」

などと言う師長もいるらしい。

 

医療職以外の人は、にわかに信じがたいかもしれないが、こういう師長はごまんといる。

 

私がスタッフ時代の師長にもこういう師長はいた。

こういう師長は「辞める」と言われたとたん、態度が急変する。

素っ気ない態度
無視
大事な情報を流そうとしない

など、辞めるスタッフを「大事にしない」態度を取る。

 

「裏切られた」とでも感じているのか、とにかくパワハラまがいな行動を起こす。

 

全体が見えている師長はこのような狭隘(きょうあい)な態度は取らない。

なぜなら、このような態度を取れば、残ったスタッフからの信用を失う。

 

最近、「HARD THINGS」というベン・ホロウィッツという人が書いた本を読んだが、その本の中にもスタッフの扱いについて書かれていた。

この本の場合はレイオフの場面だったのだが、

『去って行く人たちを公正に扱わなければ、残った人たちは二度と私を信用しないだろう』という一文で書かれていた。

要するに、去って行く人たちを大事に扱うことで、「どんな人に対しても、相手を大事にする管理者なのだ=信用できる」とうつる。

辞めるスタッフに対して攻撃的な態度をとる師長は、結果的にスタッフから信用されなくなる。

恣意的であればあるほど、信頼されなくなるという事である。

管理者として、その後の影響も考えて行動したい。

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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