管理者(師長)の中には、整理整頓ができない人がいる。
- パソコンの画面の周りに『付箋紙』を貼りまくっている師長
- 横積みにされた書類が溜まっている師長
- 引き出しの整理ができていない師長
- 散らかった机
- パソコンのデスクトップの画面がアイコンでイッパイ
このような症状が見られる師長は信用してはいけない。
自分の管理ができないような人間が、他人の管理なんてできるわけがない。
頭の中がグチャグチャで、「目の前のこと」に振り回されている証拠である。
私が今まで出会った人の中で、このような徴候のある人が仕事ができた試しがない。
何でも「締切りギリギリ」で、スタッフから言われたことは忘れる。
自分で言ったことも忘れるので、意見がコロコロ変わる。
こういう人間との付き合いは最小限にしておかないと、こちらまで巻き込まれる。
時間は有限なのだ。
価値のある人とやり取りをしなければ、あっという間に時間は無くなる。
「5S」という言葉がある。
- 整理
- 整頓
- 清掃
- 清潔
- 躾(しつけ)
の頭文字を取って「5S」
私は特に、『整理・整頓』は大事だと考えている。
整理とは「必要なものと不要なものをわけること」
整頓は「必要なものを取り出しやすいように並べること」
できない管理者(師長)はこの「必要なもの」と「不要なもの」を選別するのが非常に下手なのだ。
「いつか使うかもしれない」
「とりあえず買っておこう」
などと言い、無駄に在庫を抱えたがる。
この行動がどれだけ時間を無駄にしていることか・・・
5Sについては以前も書いた気がするが、最近改めて感じる事があった。
結果的にスタッフが迷惑を被る。
目の前の事に振り回されて仕事をやっている人間は、成長しない。
そういう師長の部署は、「働きにくい職場」である。
職場での問題は常に起こるが、通常は「改善」されていくはずである。
しかし、成長しない組織は同じような失敗を繰り返す。
良くならないので、スタッフはモチベーションが上がらない。
部署が良いのか悪いのか、一瞬でわかる方法がある。
私が他の部署を確認する時に見るのは「パソコンの後ろ側」である。
パソコンの後ろがホコリだらけになっている部署の所属長は信用できない。
「パソコンの後ろ」まで気をつけて清掃している部署は「気が回っている」証拠である。
パソコンの後ろはコードやコンセントがある。
ホコリが溜まれば、熱を持って、発火する恐れもある。
危機感のある所属長は、普段から事故の「予防」に力を入れる。
事故の「火消し」ではなく「予防」に時間を使うのだ。
部署のパソコンの後ろを覗いてみるとよい。
それだけで、何かに気づくはずである。