先日、当院で「看護補助者」のケンカが勃発した。
いい大人がケンカである。
ケンカというか、65歳のベテラン看護補助者(Aさん)が、40代の看護補助者(Bさん)に対して業務調整の事で不満を言いはじめ、Bさんが「仕事なので仕方ないですよ」という言葉にキレたという事象である。
意見の違いはあって良いのだが、感情的になる必要はない。
先日書いた「アンガーマネジメント」のスキルは身につけてほしいものだ。
そして、その結果、キレた看護補助者のAさんは「明日休む!」と言い放って帰っていった。
私はこういう行為(機嫌を損ねて仕事を休む)は許せない。
会社の中で、「意見の違い」はあって良いし、最悪のケースではケンカをしても良い。
ただ、仕事を突然感情的に休むような人は要らない。
ハッキリ言って、すぐに辞めてもらって構わない。
仕事というのは周囲に感謝しながらやるものだ。
周囲の支えがあって、自分が働けている。
「自分だけが大変」「自分だけがきつい」「自分だけが辛い」
と思っている人もいるが、それは違う。
すべて1人でできる事なんてない。
確かに、個人にかかる業務量は違うかもしれないが、支え合って仕事は成り立っているのだ。
体調不良でもないのに、突然来ないというのは、「迷惑行為」である。
みんなで支え合って仕事をして、平等に休めるようにシフトがある。
機嫌によって休むという行為は、それだけで「業務妨害」である。
くだんのA看護補助者は、以前からこういう行為が繰り返し見られており、スタッフの中には「一緒に働きたくない」という人もいた。
何とか一緒に働けるように調整してきたが、いよいよ難しくなってきた。
人事部に相談すると、「勧告して、切りましょうか」と言われた。
社会的に適応のできない人は要らないという判断だ。
仕事ができても、周囲に感謝できない人は、最後には煙たがられる。
愚痴を言いふらせば、「この人は愚痴ばかり言う人」と認識される。
結局、自分に返ってくるようになっているという事だ。