上司の「信頼」とは?
皆さんは、自分の上司を信頼しているだろうか?
上司に対する「信頼」はどのように判断するだろう?
仕事における信頼には、「職務的上司信頼」と「情緒的上司信頼」というものがあるそうだ。
職務的上司信頼とは
職務的上司信頼とは、
- 知識や技術・専門性が高いこと
- 問題解決能力がある
- クレーム対応ができる
- 実績が高い(業務の成績が良い)
- 難解な案件を担当してる
など、仕事において「実力がある」人が信頼される。
私たち看護師の世界でも同じである。
医療の知識や技術が全くなければ、信頼されないことがある。
問題が起きたとき、解決できずに他人任せにしたり、部下に押し付けるような人は信頼されない。
病院内で重要なプロジェクトに関わっていない人は信頼がない。
(そもそも、信頼がないと重要なプロジェクトに関わらせてもらえないはずである)
職務的上司信頼とは、実力で信頼されるということである。
情緒的上司信頼とは
もう一つの「情緒的上司信頼」とは、
- 誠実である
- 仕事に真摯
- 熱心
- 部下に真剣に向きあう
- 口が軽くない(秘密を明かしても大丈夫な人)
- 絆を大事にする
という、人間として信頼できる人である。
いくら高い能力があっても、見下すような言葉や態度を取るような、「未熟な人」は信頼されない。
相手の事を思いやり、何事にも一生懸命取り組んでいる人は情緒的信頼を得られる。
良い上司、悪い上司
信頼は、日々の業務の中で積み上げられるものである。
常日頃から努力し、自分自身を高め、自分に関わる人達に真摯に向き合う事が大切である。
「部下から信頼されなくても良い」と言う管理者もいるが、
上司が信頼されていない集団は成長が遅い。
上司の信頼は生産性に大きく関わってくるものである。
自分は部下から信頼されているだろうか?
時々項目を見直してチェックすると良い。