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師長は身体を動かしなさい

師長ブログ

 

師長になると事務仕事が増えて「座りっぱなし」の時間が長くなる。

私は一カ所にじっとできないタイプなので、用事が無くても30分に1回は立ち上がってウロウロしている。

スタッフは忙しくて走り回っているのに、師長はパソコンの前に座って何をやっているかわからない・・・という声もたまに耳にする。

「師長さん、楽そうだなぁ」と思うスタッフもいるかもしれないが、師長は師長で代わりがいないので、自分のペースでやるしかない。

しかし、座りっぱなしはストレスが溜まる。

 

2016年、アリゾナ大学の人類学者デビット・ライクレン氏は、タンザニアで旧石器時代に近い狩猟採集生活を送るハッザ族の運動量を調査した。

心拍計とGPSで日中の活動量を計り、血圧や体内の炎症レベルをチェックした。

彼らは1日に75分のMVPA(中高強度身体活動)を行い、そのレベルは先進国平均の14.8倍、60歳を超えた初老メンバーも18歳の若者と同じくらい身体を動かし、コレステロールや炎症に悩む者も確認できなかったそうだ。

また、キャンベラ大学が「運動と脳」に関する論文から質の良い36件を選び、エクササイズでどれだけ私たちのパフォーマンスが上がるかを調べたところ、どんな運動でも、ある程度の負荷があれば、脳に良い影響があるという事がわかった。

筋トレでもランニングでも水泳でも、ジャンルは何でも良く、とりあえず身体を動かせば脳機能は確実にアップするという事だ。

基本的には「1回45分の少しきつい運動を週に2回」が脳機能のアップが見込める最低のラインらしい。

 

 

時間が確保できず、運動を定期的に行うのが難しければ、まずは「エレベーターを使わず階段を使う」「仕事の途中で時々病棟内をラウンドして歩く」などを行うのはどうだろう。

移動するときは「早歩き」を心がけるだけでも運動になるはずである。

これだけで、ストレスが減少し、あなたの脳のパフォーマンスは確実にアップする。

今日も一日元気に頑張ろう☆

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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