私は日々ブログを書きながら「ネタ」に困ることがある。
「色んな情報を集めてブログに書こう」と考え出すと、なかなか文章が書けない。
何を書くか・・・というアイデアは意外と「考えている」時ではなく、「書いている時」に浮かぶ。
私たちは「考えてから実行する」よりも、「動きながら考える」方が効率が良いようだ。
サッカー選手はサッカーの本を読むよりも、身体を動かしてうまくなる。
ギターを覚えたいなら音楽の本を読むのではなく、ギターを買って演奏しながら覚える。
親は子育ての本を読むよりも、自分の子供と関わりながら「親」になっていく。
言われれば当たり前のように感じるが、私たちはこの「当たり前のこと」に気づいていない場合がある。
「良い看護師」になりたいなら、看護実践の中で学ぶ。
教科書をいくら読んでも「良い看護師」にはなれない。
救急の知識や技術を身につけたいなら、救急の病棟で働くのが良い。
いくら『本』で勉強しても成長にはたかが知れている。
知識があっても、身につけることはできない。
管理者も同じである。
管理者やマネージャーに関する本は数多(あまた)出版されているが、その本を数百冊読んだところで形にはならない。
いくら机上で学習を積んでも『良い管理者』にはなれないのだ。
日々現場で実践しながら学んでいく必要がある。
一人で悩んでいても前に進めない。
頭の中で熟考しても、見える範囲は限界がある。
行動を起こさなければ見通せない。
パブロ・ピカソを知っているだろうか?
そう、あの有名な画家である。
ピカソは「何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない」と言い残している。
考える事は楽しいが、それだけでは単なる「妄想」で終わってしまう。
「やる」か「やらない」か考えるのは1日で良い。
その後は行動あるのみである。