師長になると「外部」との付き合いが増えてくる。
「外部」というのは、いわゆる「業者の方」なのだが、物品関連、おむつ関連、システム関連・・・など。
病院に入院している患者さんが「安全に」「安心して」「快適に」過ごせる物品などをオススメしてくる。
業者側も「売る」のが仕事でなので、一生懸命話しかけてくる。
結果的に患者さんや働くスタッフに大きなメリットがあるなら、その物を導入するのも良いと考えているので、こちらもそれなりに考えている。
こちらは「買う側」なので、パワーバランス的には強くなるのだが、かといって横柄な態度を取ったりはしない(ように気をつけている)
ただ、導入するか否かを見る「ポイント」というのがある。
私の場合、その業者の「対応スピード」である。
どんなに「一生懸命」説明をしても、スピードがない人は信用していない。
例えば、一緒に会議をやったとき、「議事録を後日お送りします」と先方から言われたとする。
会議録は遅くとも「翌日」には送ってもらわないと信用できない。
できれば「同日」が望ましい。
師長になると「会議」が増えるのだが、会議録は極力早く送るべきである。
私は自分が書記になったときは必ず「当日」に送るようにしている。
「早い」と言われるが、フォーマットはあるので、30分の時間を割くことができれば完成する。
会議録を忘れた頃に送ってくる人もいるが、全く見る気がしない。
数日後に作成される議事録なんて「抜け」が多すぎていただけない。
スピードがない人は信用できない
厳しいようだが、「後回し」に慣れている人は、何でも後回しにする傾向にある。
結果的に事が進まず、意識が遠のく。
逆に、「やりたくないこと」を押しつけられそうになったら、スピードを落とすと良い。
相手の意識がだんだん薄れて、そのうち忘れる。
紛らわしたい時は、関西人の常套句「考えときますわ」という言葉を使わせて頂く。
(実際には考えていないし、やる気もない)
スピードばかりでもねぇ・・・と批判したい人もいると思うが、遅ければ質が高いということはまず無い。
どのような内容であれ、早いに越したことはない。
レポートなどは特に、「1回目」は最速で提出するべきである。
どのみち、何度も修正は必要であるので、早いと修正もやりやすい。
「完成度」よりも「スピード」は必要であると考えている。
すぐにできる人(始められる人)は修正も早い。
スピードがあるだけで信用度はグッと上がる。
スピード感を意識して仕事をするだけで、質が変わってくるのを感じるハズである。