MENU

【出勤停止基準】新型コロナウイルス感染症のスタッフ対応

コロナの出勤停止基準

新型コロナウイルス感染症が急激に増えてきている。
濃厚接触者との隔離期間も10日から7日へ変わるようだ。

さまざまな場所で混乱を招いていると思う。

何が正しくて、何が間違っているのか・・・

多くの情報が飛びかい、まとまっていないように思う。

 

施設によって違いはあると思うが、今日は私が勤めている病院の基準を少し紹介したいと思う。

ただ、これは『答え』ではない
あくまで、自施設の基準である。
(外部へ紹介する許可は得ている)

 

目次

新型コロナウイルス感染症と確定した人

PCR検査で陽性になり、診断を受けた人である。
PCR検査で陽性になっても、「少し前に罹患していた」という状況もあるので、あくまで「診断を受けた人」のことである。

症状の有無に関わらず、
保健所の指示があるまで出勤停止

 

コロナと診断されていないが、症状がある人

症状とは「発熱」「気道症状(喉の痛み、咳など)」を言う。

以前は厚労省の文書に37.5℃以上とされていたが、削除されたようである。

医学的な発熱の定義は

正常体温(口腔温):36.6℃~37.2℃

微熱(腋窩):37.1℃~38.0℃
軽度発熱(腋窩):38.1℃~38.5℃
中等度発熱(腋窩):38.6℃~39.0℃
高熱(腋窩):39.1℃~41.4℃
異常高熱(腋窩):41.5℃

健常成人では、早朝で37.2℃以上、夕方で37.7℃以上を発熱という。
小児の体温は成人より0.5℃高い。

とされている。

1つでも症状があれば、出勤停止(原則、症状軽快まで)である。

 

 

自分が『濃厚接触』かもしれない場合

濃厚接触とは、一般的にマスクを着用せずに、確定患者と1メートル以内で15分以上接触した場合をさす。

症状が無くても、暴露リスクが高いと判断された場合:出勤停止(最終暴露日翌日から7日間)

暴露リスクが低いと判断された場合:出勤可(最終暴露日翌日から7日間は健康観察

 

当院ではこの判断はICN(感染管理認定看護師)が行っている。
暴露リスクが高いと判断された場合、保健所へ報告し、保健所の指示に従うことになる。

 

濃厚接触者との接触

保健所から指示がなければ出勤可

保健所から出勤停止指示があれば、出勤停止

 

基本的に、「濃厚接触者」との「濃厚接触」の場合、「濃厚接触者扱い」にはならない。
保健所からの指示があることはほとんどないが、指示がある場合のみ、出勤停止となる。

 

家族に症状(コロナ未確定)あり

出勤可

 

家族に症状があっても、家族が『コロナ感染症』と確定されるまでは出勤可となっている。

 

以上が当院の基準となっている。

 

先に述べたが、これはあくまで「当院の基準」である。
施設によって基準は異なるので、参考程度に知っていだだければ幸いである。

水分摂取と睡眠確保は特に気をつけて生活したいところである。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

目次