トラブルは常に起こる。
師長になって、こう考えるようになった。
「変わりなし」なんていう日は無い。
緊急入院は来るし、患者は転倒するし、家族はクレームを言うし、医者はマウント取ってくるし、看護師は間違えるし、機械は壊れるし・・・
日々いろんな事がある。
「何もない日」なんてホトンド無い。
師長はそのたびに動く必要がある。
一つ一つのトラブルに時間が取られる。
クレームに関しては半日を費やす日もある。
何をやっていたかわからないまま終わる日もある。
師長になったばかりの頃は、「焦り」と「不安」にストレスを抱えていた。
しかし最近は、「なんとかなる」と思えるようになった。
昔話ではないが、困った時に開いた箱には「なんとかなる」と書かれているのだ。
(この話・・・一休さんでしたっけ?)
不安は『妄想』である。
考えるだけ無駄なのだ。
「なんとかなる」と思えばたいして辛くなくなる。
スタッフには「大丈夫だよ」と言える。
今まで何とかならなかった事は一つもない。
以前の話になるが・・・
ICUで働いていた時、不幸にして手術後の患者が急変し、家族が激切れして、医者につかみかかって来た時があった。
また、ヤクザが酒を飲んで乗り込んできた時もある。
その時は「恐ろしい・・・怖い・・・」と思ったが、何とかなった。
言葉が通じない外国人が不穏になり、暴れだして、殴りかかってきた事もある。
怪我はしたが、何とかなった。
そう。
何とかならない事なんて一つもないのだ。
4月になって、大きく環境が変わる人も多いと思う。
私も部署が変わったので、その一人である。
どんなに辛いと思っても、トラブルが起こっても、必ず何とかなる。
トラブルが起これば『経験値』が増える。
トラブルを楽しもう♪
(今日は自分に言い聞かせるようにして書いてみた)