管理者(師長)へ向けて– category –
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管理者(師長)へ向けて
返報性のルール
人間の基本的な性質に「返報性のルール」というものがあるらしい。 聞いたことがある人も多いと思うが、簡単に言えば、「お返しをしないと気持ち悪い」というものである。 私たちは人間社会の中で生きているが、この「返報性のルール」があるがために人類... -
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組織で生きるということ
先日、病棟で外部の業者(洗濯業者)とトラブルが発生した。 Aさん(認知症あり)という患者さんが入院し、家族が遠方なため、「洗濯サービス」を申し込んだ。 「洗濯サービス」とは、1ネット550円で入院中に出た「洗濯物」を洗濯して乾かしてくれるサービ... -
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利害の両面に配慮せよ
孫子の兵法の中に 利に雑(まじ)うれば、故(すなわ)ち務(つと)め 信(まこと)なる可(べ)し という言葉がある。 「利益には必ず害悪の一面があるとわかっていれば、その事業は必ず成功する」 という意味である。 物事には必ず「利益」と「害... -
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論理的思考とシステム思考
日常の中でさまざまな「トラブル」は起きる。 毎日同じように見えて、毎日違う事が起きる。 管理者になるとその「火消し」に翻弄される事もあるが、「できごと」に目がくらむと失敗する。 日常で起きるさまざまなトラブルにはどんな要因があるのか知る必要... -
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「犯人捜し」をしたがる人
病棟の中は油断していると、すぐに散らかる。 誰かが印刷した「コピー用紙」 使い終わった「箱」や「包装紙」 ペンやクリップ 使い終わった後の清潔物品 など。 誰かが「後で片付けよう」という意識で置いて、そのまま忘れ去られる。 見つけた人はどうすれ... -
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今日が最後になるかもしれない
繰り返す日常の中で「同じような日」が続く。 毎日同じような日が続くと、色んな事が麻痺する。 スタッフがいつもローテーションの時に 「あっという間だった」 「もっとこんな事をやっておけば良かった」 と話す。 こういう挨拶を聞くときは、いつ... -
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面接のしかた
師長(所属長)になって、年に2回スタッフ面接を行っている。 上期と下期に1度ずつ。 具体的には4月と9月に実施している。 どこの病院も同じころに面接を行っていると思うが、この「面接」は効果的なモノにしなければならない。 特に部署を変わって... -
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去って行く人を大事にしなさい
先日、「スタッフが突然辞めると言ってきた」という記事を書いた。 師長によっては 「突然辞めるなんて、聞いてない」 「今辞めるなんて、状況を考えて言ってよ」 「どこに言っても同じよ」 「あなたには無理よ」 などと言う師長もいるらしい。 &nb...