勝手に言いたいこと 仕事(医療・看護)

「犯人捜し」をしたがる人

2020年8月6日

病棟の中は油断していると、すぐに散らかる。

誰かが印刷した「コピー用紙」
使い終わった「箱」や「包装紙」
ペンやクリップ
使い終わった後の清潔物品

など。

誰かが「後で片付けよう」という意識で置いて、そのまま忘れ去られる。

見つけた人はどうすれば良いのかわからず、そのまま放置する。

 

私が若い頃、師長が「だれ~?ここに出しっぱなし」
「誰がここに置いた?」
「最後に使った人誰?」

と「犯人捜し」をしたがる師長であった。

あの頃はあまり意識しなかったのだが、
「犯人捜しをするくらいなら、気づいたときに気づいた人がやればいいじゃない」

と最近は思う。

 

運良く「犯人」が見つかったところで、すぐに同じような事は起こる。
そもそも、犯人捜しをする時間がもったいない。

 

犯人を捜している間に、片付けて、正常な状態に保つ動作に力を使えば、確実に元の状態になる。

 

こんな事を言うと、「それでは、その人(散らかした人)が成長しない」と言って来る人もいるが、そもそも犯人を見つけたところでその犯人は成長しない。

表向きは「すみません」と言うかもしれないが、「うるさいな」「後で片付けようと思ったのよ」「細かい師長だな」「片付けてくれてもいいじゃない」と思っているはずである。

 

私たちは「チーム」で働いている。

 

「散らかす人」がいても、「片付ける人」がいれば±ゼロになる。
全員「片付ける人」なんて気持ち悪い。

散らかす人は「片付け」は苦手かもしれないが、その他の「得意なこと」があるハズである。
そこで力を発揮して貰えば良い。

 

以前「整理整頓の張り紙」について書いたことがある。

 

「整理整頓」と壁に貼ってある病棟は間違いなく「整理整頓」ができない。
そもそも、その用紙を貼った人の神経を疑う。

自分がその張り紙を貼ることで「汚している」という意識が無いのが怖い。

 

整理整頓は日常の仕事の中で身につける物である。

「いる物」と「いらない物」を分け、「いらない物」は捨てる。
そして、「いる物」は置き場所を決めて、今「ある状態」なのか「無い状態」なのか分かるようにする。

要するに、そこに「物(例えばペン)」が無くても、「ペンが1本無い」とわかる環境を作ることである。

 

よく「ペン立て」にペンが数多く立てられている風景を見るが、そもそも、そのペン立てに、何のペンが何本立っている状態が「正常な」状態なのか知っているのだろうか?

ボールペン2本
油性ペン2本

それ以外は余分。

という風に「正常」な状態を決めておけば、多ければ「余分」、少なければ「補充」となる。
その認識を組織の中で作っておかないと整理整頓は永遠にできない。

 

管理者は「無駄な張り紙」は貼らなくて良い。
率先してこの「仕組み作り」を行うべきである。

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