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あなたの『普通』は、もう『普通』ではない

めでろぐ

「まだ2年目なのに、看護の何が語れるの?」

「新人のくせに、何の情報発信ができるの?」

時々、このような「○○年目のくせに」
「若いくせに」「何もわかっていない」というセリフを耳にする。

私も看護師経験が長くなり、紆余曲折を経て今がある。

決して順風満帆ではなかったが、それなりに努力してここまで来たという自負がある。

ただ、この『経験』や『知識』は時々自分自身の行動の足かせになる。

新しいものを生み出すのに、邪魔になる。
そして、どこか心のなかで「難しいかも」「厳しいかも」と変な諦めになってしまう事がある。

さて、ここで皆さんにクイズ。

GAFA(ガーファ)という言葉をご存知だろうか?

「今更何を・・・」と知らない人は少ないかもしれないが、「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」のことである。

では、

Google:25
Apple:21
Facebook:19
Amazon:31

何を示す数字か分かるだろうか?

少し考えてみてほしい。

勘のいい人はもう気づいているかもしれない。

この事は、私が言っているわけではなく、私が大好きな山口 周さんがよく使っているネタである。

山口さんは「No Normal」という言葉を使われている。

つまり、「普通がない時代」「正解がない時代」と言っている。

今までに経験のない人口減少、感染症、「こうすると上手くいく」という答えが無く、『昔のやり方』が通用しない時代になっている。

今私は、看護の現場を離れて仕事を行っているが、離れて気づくことは、看護界のITは世間から大幅に遅れを取っていると感じている。

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が当たり前に使われている時代に、DXがなにか知らずに同じような時間を過ごしている。

「忙しい」「大変」「面倒くさい」と口で言いながら、そのソリューションに目を向けずに時間ばかりかけてしまっている。

同じようなやり方に固執して、新しいことに取り組むことに躊躇してしまっている。

経済産業省も公言しているが、医療DXはトップダウンで進めないと進まないとまで言っている。
つまり、管理職が率先して進めていかなければ変わらないと言っているのだ。

さて、話題を先ほどの数字に戻そう。

Google:25
Apple:21
Facebook:19
Amazon:31

何を示す数字か気づいただろうか?

答えは、創業時の創業者の年齢である。

経験も知識も少ない年齢の人たちが、イノベーションを起こし、世界経済を回している。

時代が変わる時期というのは、知識も経験も役に立たない。

「前にやって上手くいかなかった事」が時代が変わって、上手く行くかもしれない。

冒頭で話した「○○年目なのに」と言っている人は、自分の考えを一度疑ったほうが良い。

気がつけば凝り固まった考えになっているかもしれない。

私も偉そうに人のことは言えないが、気をつけなければならないな・・・と最近はつくづく感じる。

今は『個』を活かす時代である。

イノベーションを起こす可能性のある若者をサポートできるような上司でありたいものである。

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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