師長ブログ

勝手に言いたいこと 仕事(医療・看護)

メンタル不調の原因

2020年10月30日

近年、「メンタル不調」の話題をよく耳にする。

当院でも、年々メンタル不調を訴える人は増えており、2020年度は2019年度の10倍らしい。

おかげさまで自部署でメンタル不調者はおらず、「院内でメンタル不調者が増えている」と耳にしたときは、正直驚いた。

何となく、「メンタル不調」の話題は世間一般的なものであり、すぐそこにあるとは思いもしなかった。

 

メンタル不調の原因を私が語るには情報が不足しているが、以前と違って「風土が変わってきている」と感じている。

私たち昭和世代は「頑張ること」が当たり前で、「頑張れば報われる」という風潮が強かった。

周囲で「自殺者」も耳にしていたので、メンタル不調の人がいなかったわけではない。
ただ、あくまで「個人の問題」とされており、あまり話題に上がることはなかった。

 

近年は「頑張りすぎない」という考え方が主流になってきている。
ある意味「健全」になってきたのかもしれないが、死ぬほど頑張ることに美学を感じなくなってきた。

私が学生の頃は「ションベンから血が出るほど努力しろ」と言われながら頑張ってきた記憶がある。

血尿の経験は無いので、私は努力が足りなかったのだろうが、自分を追い詰め、無骨に努力する事がカッコイイとされる時代であった。

 

近年は自分を追い詰める事は良くないこととされている。

色んな研究がなされ、インターネットにより情報共有が容易になり、風潮が変わってきたのではないかと思っている。

その分、「打たれ弱い」人が増えているのは肌感覚で感じる。

 

管理者はこの「風潮」を理解して、柔軟に対応しないといけない。

「打たれ弱い人」を責めるべきではないし、「昔は・・・」と武勇伝を語るべきでは無い。

 

昔は昔、今は今である。

 

先日ある部署で、スタッフが師長に報告をせず、直接医務室に相談に駆け込んだらしい。
医務室の医師は、「緊急性がある」と判断し、その日から休ませたそうだ。

 

看護部長は「師長の把握が足りない」とぼやいていた。
スタッフをよく見ておけば、防げた・・・というものだ。

 

私は違うと思っている。

 

「師長の把握が足りない」のではなく、「師長が原因」なのだ。
元凶が師長にあるとなぜ気づかないのか!?

 

師長に言わずに直接医務室に行った・・・という事は、「師長に言えなかった」ということであろう。

冷静に考えれば当たり前だと思うのだが、看護部長は気づいていないらしい。
人間のバイアス(師長が原因ではないと思っている)というのは恐ろしいものである。

 

早速、同じ部署のスタッフに何気なく聞き込みに行ってみた。(暇だったので)
すると、「師長さんからかなり強く怒られていましたもん・・・」と言っていた。

 

管理者の「一言」はスタッフにとっては「重い」のだ。
誉めるときは執拗に誉めても良いが、叱るときは「短時間で」が基本である。

 

相手は子供ではない、強く感情的に怒る必要は無い
それに気づけない師長はいつまでたっても3流である。

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