師長になるとスタッフに「お願い事」をする場面が増える。
「○○をやって欲しい」と依頼しなければならない。
ある心理学の実験で、他人に「お願い事」をする時は「~なので」と理由を付けると相手が納得しやすいというデータがあるそうだ。
先日読んだ本に書いてあったのだが、
「コピー機に並んでいる人に、コピーを先にさせてもらう」という実験を行った。
「急いでいるので」とか「教授から頼まれているので」など「~しなければならないので」という理由をつけるだけで、譲ってもらう確率が格段に上がったそうだ。
師長としてスタッフや上司に「お願い事」をするときは、事前に何らかの「理由」を準備しておくと、「お願い」を聞いてもらえやすくなるかもしれない。
「○○さんに ひとつお願いがあるのですが・・・」
(相手の名前や数を入れるのもポイント)
「スタッフが1名異動になって、大事な係から抜けたので、○○さんにやってもらいたいのですが」
または「○○さんにやってもらうと嬉しいのですが」(Iメッセージ~「私が」嬉しい)
「ハイ」と返事を頂いたら、「ありがとうございます」「助かります」「嬉しいです」と返事する。
「イヤです」と返事をされたら「そうですか」「残念です」「良かったら理由を教えてもらえませんか?」とイヤだと感じた理由を聞く(イヤな理由がクリアできれば受け入れてくれるかもしれない)
先日記事に書いた「返報性のルール」も併用して使えば、ほぼ確実に受けてもらえるハズである。