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『同期行動』が絆を深める

2020年11月12日

 

私の部署では、毎朝「看護部理念」をスタッフ全員で唱和している。

個人的には「唱和」なんてダサいと思うし、部活動みたいであまり好きではない。
朝からみんなで声を出し合うなんで、ナンセンスだと思っていた。

 

ただ、やりはじめてみると、デメリットばかりでもない。
朝から強制的に「声を出す」というのは、頭の回転を良くするのにも一役買っているように思う。

ことのはじまりは「看護部長の命令」で始まったものだが、数年間、毎日続いている。

 

 

2016年に、オックスフォード大学が「趣味で人間は幸せになれるか?」という問題について調査を行った。

被験者は40代の男女135人。

研究チームは実験のために被験者を「合唱クラス」「美術クラス」「創作文芸クラス」のいずれかに割り振った。

 

7ヶ月後、クラスを終えた被験者を調べたところ、すべてのグループにおいて、人生の満足度、自分に対する肯定感、炎症レベルの低下といった変化が確認されたが、なかでも「合唱クラス」に参加した人の改善値が飛び抜けて高かった。

 

研究チームは「合唱クラスの成績が良かったのは、ほかの活動よりも他者との関係を結びやすかったからだろう。みんなで歌うという行為が、他のグループよりも全体感を高めてくれた」とまとめている。

 

心理学ではこの現象を「同期行動」と呼ぶそうだ。

 

他人と同じような行動をすることで、集団の結束を高める

この手法はナチスドイツ軍や、北朝鮮で行われるマスゲームでも使われるテクニックだそうだ。

 

  • 全員が近い場所で行うこと
  • 同じタイミングで同じ行動をすること

この2つの条件が合えば、同期行動の内容は何でも良いそうだ。

 

朝の「唱和」は思わぬところでスタッフの「幸福度の向上」に一役買っているのかもしれない。

スタッフの一体感を高めたい職場は騙されたと思ってやってみると良い。
朝の唱和で一体感が生まれるなら、安いものである。

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