また発表スライド(パワーポイントの手直し)の相談が来た。
定期的に他部署の師長から「今度発表するスライドを見てほしい」と依頼が来る。
私は暇だと思われているのだろうか?
もしくは、看護部長に提出する前の登竜門とでも思われているのか?
それだけ「慕われている」と勘違いしておくことにする。
しかし・・・ひどいスライドを出してくるものだ。
毎回、毎回・・・何を伝えたいのかがわからない。
(本人もわかっていない部分が多い)
パワーポイントでスライドを作成する前に、大前提として2つの事がある。
他人に何かを伝える時には必ず2つのポイントがあるのだ。
1つ目は「ターゲット(誰に話すか)」
もう一つは「ゴール(見た人にどのようなアクションを起こさせたいのか)」
これがないと、ただの時間の浪費である。
よくある無難なポスターは「みんなに向けて」である。
「みんなに向けて」では皆に向かない。
「顧客」はどんな人なのか?
- 年齢
- 性別
- 職業
- 住んでいる地域
- 独身?家族?
- 電車通勤?
- 悩みは?
- 抱えている課題は?
- スキルは?
など。
分かる範囲で情報をまとめておかなければならない。
ターゲットがわからずに作成する資料ほど無駄なものはない。
ターゲットに「自分ごと」と思わせなければ、動こうとしない。
私たちは、よくこの「大事なこと」を忘れてしまう。
自分の言いたいことばかり書いて、説明しようとする。
このブログのように「言いたいことをただ書きたいだけ」は「時間の浪費」である。
(このブログは私のタイピングの練習、文章作成の練習、ストレス発散だと思っているので、ターゲットは私以外のすべての人たち →ダメなやつ)
先日クレームの話を書いたが、まずは「相手を知る」ことから始めないといけない。
その後に「ゴール」を設定する。
それを見た(聞いた)人に、どのような行動(アクション)を促したいのか?
- 新しいことに取り組んでもらいたい
- 物を買ってもらいたい
- イベントに参加してもらいたい
こちらの「何かやってもらいたい」を決めておかないといけない。
ただ「伝えたい」だけなら良いのだが、それを見たり聞いたりした人が何をやるのか(やりたくなるのか)
これを意識することで、伝える力が変わってくる。
熱量は必ず相手に伝わる。
これからパワーポイントでスライドを作る時に意識してもらいたい。