過去に「身だしなみ」について記事を書いた。
「身だしなみ」については、賛否両論あるだろう。
見た目だけで判断してもらっては困る・・・
という言葉からも伺えるが、「服装くらい自由にさせてくれ」と思う人もいるだろう。
先日、ある介護タクシーのスタッフが病棟に退院患者さんを迎えに来た。
その介護タクシーのスタッフの風貌に思わず吹き出してしまった。
- 髪型は両サイドを刈り上げたモヒカンスタイル
- シャツは「赤」のポロシャツ(会社の制服かもしれないが・・・)
- ダボダボのズボン
- 靴の踵は踏んでいる
そんな風貌の「兄ちゃん」がテレテレあるきながらストレッチャーを押してやってきた。
スタッフステーションに挨拶でもしてくれれば良いのだが、病棟に来て、じっと立っていた。
(正確にはボーッと立っていた)
介護タクシーのスタッフなのか、ちょっと変わった家族なのか・・・・迷ったほどである。
思わず周囲のスタッフに「あの人、だれ?」と聞いてしまった。
直接話すと「普通に」会話ができたので安心したが、家族もきっと驚かれたことであろう。
申し訳ないが、風貌から「信用できない人」と思った。
ハロー効果という言葉を聞いたことがあるだろうか?
なにか一つの事が優れていると、他のことも優れていると思われる効果である。
逆に、一つのことが悪いと、他のことも悪いと感じてしまう。
清純派アイドルが、私生活もおしとやか・・・と思い込むのと同じである。
- 容姿が優れていて、身だしなみを整えている方が仕事ができると思われる
- 明るいあいさつを毎朝しているスタッフを「何事も積極的に取り組んでいるまじめなスタッフ」と評価する
- 家族に有名人がいる人に対して、その人も有名人と同じような才能を持っていると思う
「一事が万事」という言葉も昔からある。
- 白衣の汚れなく
- 靴もきれいで
- ボタンもキチンと止めている
- 挨拶は笑顔で自分から行う
- 髪の色は明るすぎず、キチンとまとめてある
たったこれだけでイメージは爆上がりである。
世間の看護師というイメージに合わせた格好をするだけで信用される。
いわゆるこれが、ポジティブハロー効果である。
活かすしかない。