MENU

『機会』を作って『期待』を伝える

師長ブログめでろぐ

 

ある2年目のスタッフAさんが、チーム移動について相談してきた。

 

私の部署はAチーム・Bチーム・Cチームの3つのチームに分けて業務を行っている。

 

Aチームは観察室を兼ねており、治療が必要な患者さんが多い。
BチームとCチームは大部屋で、比較的安定している患者さんが多い。

 

彼女は現在Bチームである。

 

 

来月からAチームで働いてもらおうと考え、勤務表を出すタイミングで通達した。

 

『プレ』として何度かAチームで働いてもらった後、Aさんから相談が来た。

 

「Bチームで出来ていた仕事がAチームでこなせない」

「やっていく自信がない」

「Bチームに戻してもらえないか」

 

という相談であった。

 

 

私はあえてAチームに入れたことを伝えた。

 

 

Bチームの業務が出来ている事は知っている。
2年目にして随分任せられるようになってきた。
判断や記録を見ても、問題ないレベルになっている。

 

Bチームは安全領域かもしれないが、Aチームでもその壁を超えられると期待してAチームに配置した。

もちろん、難しいと判断すればBチームに戻すが、あなたならやれると思っている。

 

はじめは上手く行かないだろう。
失敗もするかもしれない。

 

ただ、『失敗する』ということは『成長する』ということである。

 

メンバーも変わる。
環境も変わる。

その『変化』に対応していける力は付けてほしいと思っている。

私は「出来ない」と思う人はAチームに入れない。

 

そのような話をした。

 

はじめは「Aチームが難しい」と言っていたAさんも、途中から「確かに・・」と言い始め、最後には「頑張ってみて、ダメだったらまた相談します」と言って帰っていった。

 

管理者の「期待」はシッカリと伝えたほうが良い。

 

また、チーム移動は時々行ったほうが良い。

あまり一箇所に留まりすぎると、柔軟な対応能力が落ちる。

色んな事を経験させる機会を作るもの管理者の仕事なのだ。

『機会』を作って『期待』する。

変化を楽しめるようになったら強い。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

目次