「努力の正当化」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
「私たち人間は、労力をかけたものが大事に思える」という性質がある。
例えば、車の改造・・・(私は車に興味はないが・・・)
たくさんの時間とお金をかけて改造した車は、高く評価してしまう。
子供は「自分が書いた絵」や「自分が作ったモノ」を高く評価する。
私はこの「めでろぐ」を管理しているが、このブログに多くの労力を費やしてきたので、人一倍愛着がある。
他の素敵なサイトを目にしても、自分のブログが可愛いと感じてしまう。
いわゆる「認知的不調和」が起こっている。
「素敵なサイトだな~・・・」と思っても、「でも私のサイトはここが負けてない」というわけである。
人間にはそういう性質がある。
しかし、このワナには注意したほうが良い。
看護師が看護学校で、たくさんの「厳しい」実習や試験を通過してきた結果、それに「誇り」を持ち「正当化」しようとする。
「加入試験」が厳しければ厳しいほど、その後に感じる誇りも大きいことは研究によって証明されている。
これにより、疲労困憊するまで我慢し、さらに多大な労力と時間を費やす。
適正のある人は良いが、適正のない人は、精神がすり減る前に離れるべきである。
人生の時間を「努力の正当化」によって無駄にすべきではない。
新人看護師が働きはじめ、「逃げてきた」とか「もう辞めた」とつぶやいているTweetを見るが、私はそれで良いと思う。
その時は周囲に批判されるかもしれないが、自分の人生の道は自分で決めるしかない。
何もせず、周囲が変わるのをじっと待って我慢するような人より行動力があって良い。
IKEA(イケア)の製品はこの「努力の正当化」を上手く活用している。
自分で組み立てたIKEAの家具は、効果な家具よりも価値があるように感じられる。
「IKEA効果」と呼ばれているそうだ。
なにかに「時間」と「労力」を費やしたときは、必ず冷静にその「結果」を見るべきである。
私もこの「めでろぐ」が良いのかどうか・・・アクセスなどを分析してもう少し冷静に考えてみたいと思う。