「エキスパートナースの知恵袋」は一読すべき

エキスパートナースの知恵袋

現場で働く看護師にオススメ〜エキスパートナースの知恵袋

今日は1冊の本を紹介したい。

エキスパートナースの知恵袋』という本である。
Twitterで「面白い」とつぶやいたら、多くの反響を頂いた。

 

amazonでは発売開始からいきなりの「品切れ」?
通常は「在庫あり」と表示されるのだが、2週間程度かかるそうだ。

 

私たち看護師は日常業務の中で常に「選択」を迫られている。

  • 瞳孔が縮瞳?散瞳? えっと・・・何ミリ以下が縮瞳だったっけ?
  • 胃管が入っている患者さんの排液が少なくなってきた・・抜く基準はどれくらい?
  • 術後ドレーンの色がいつもと違う。大丈夫なのだろうか?
  • アセトアミノフェン・・・1日量はどれくらい?
  • 今の状態、呼吸が早い気がする。。。qSPFAって何だっけ?
  • 心電図モニターでPVC(心室性期外収縮)が時々出る。どのタイミングで医師に報告する?

など。

 

「いつもと違う気がする」
「なんだか変」
「これは正常なの?」
「大丈夫かな?」
「夜中でも医師に言ったほうが良いのかな?」

と迷いながら仕事を行っている。

 

看護師は「判断基準」を知っておかなければならない

 

判断には必ず「基準」が必要になる。

基準を頭に入れておかなければ判断できない。
逆に、基準が頭に入っていれば、迷うことはない。

 

この「エキスパートナースの知恵袋」は一見どこにでもありそうな『普通の本』である。

しかし、じっくり読んでいくと、他の本と全然違うことに気づく。

 

一つ一つの項目で、先輩看護師が、若い看護師に意地悪な質問をする。

この質問の文も、ドキッとさせられる。

どこの病院にも一人はいそうな人である。
知識を武器に、正論を振りかざすタイプの先輩看護師である。
しかし、このような人が、実は質を保っている部分もある。

「嫌なことを聞いてくるな・・・」という印象を受けるが、大事なポイントを押さえて聞いてくる。

なかなか面白い。

 

この本は過去のエキスパートナースの集大成だそうだ。

過去のエキスパートナースと紐付けられており、過去のエキスパートナースを持っている人は、その号の特集を読めば深く学べる。(そういうマニアックな人はいないと思うが・・・)

過去のエキスパートナースを読んだことが無い人にとってはお得である。
初めからまとめられているのだから無駄を無くせる。

 

「おわりに」の文章では衝撃を受けた。

エキスパートナースの編集を行っていた編集長が若くして亡くなったそうだ。

この本は沢山の人の手で作られている。

誰かが誰かの役に立つよう努力して作られている。

その痕跡を感じる一冊だった。

 

私は新人看護師にプレゼントすることを決めた。

現場で必要な知識がしっかりと書かれてあり、すぐに活かせる
そして、先輩になったときは、この「項目」を後輩指導に生かせる。

どう活用しても、損はしない1冊になっている。

 

皆さんも立ち読みでも良いので一度読んで欲しい。
手元に置いておきたくなる本である。

学生の時に持っておけば、働きだしてすぐに役に立つだろう。

久々に心が動かされた1冊である。

 

エキスパートナースの知恵袋

 

ABOUTこの記事をかいた人

【めで師長】 ある総合病院で看護師長をやっています。 看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。 Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。 このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。 ※ブログの更新は不定期です。