先日、大阪でコロナ特別病棟に「看護師が集まらない」とニュースで流れていた。
SNSでは「看護師を辞めたい」という文章を散見する。
また、「患者のため」なんて出来るわけがない・・という文章も散見する。
看護師は人気のない職種なのか?
いや、違う。
看護師という職業は昔から人気がある。
今でも上位に位置する職業の1つである。
看護師になったことを後悔する人も多いかもしれないが、
看護師になったことのない人は「看護師になりたい」と思っている人が多い。
個人的には、やりたい人がやればいいし、やりたくない人はやらない方が良いと思う。
シンプルにそれだけだ。
我慢なんて3年が限度と言われている。
看護師の資格を取り、病院に就職し、「上手くいかない」→「看護師の仕事がイヤ」
という人はすぐにでも辞めたほうが良い。
「誰でも出来る仕事」とか、どこかで看護師の仕事を見下している自分がいるなら、それは一生付いて回る。
無理やり自分を押し殺して「人のために頑張るんだ」というのは、ただの自己犠牲だ。
無理やり作り出した「人のための『やりたいこと』」を続けることはできない。
そもそも楽しいだけの仕事なんてどこにも存在しない。
どんな仕事でも面倒なこともあれば、嫌なこともある。
「やりたいこと」のために「やらなければいけないこと」も存在するが、
それを工夫して楽しめるようにしていくのも仕事の一部である。
それを楽しんでできないようなら、その職業はあなたに向いていない。
ミュージシャンを見て、「好きなことを仕事にできるなんて羨ましい」と思っているうちは、内面が全く見えていない証拠である。
彼ら(彼女たち)だって、「好きな事」のために「やりたくない事」もやっているのだ。
自分が何を大事にしているのか・・・をもう一度考えてみると良い。
看護師になった理由は何なのか?
- 他人に喜んでもらうのが嬉しい
- 役に立っている自分が好き
- 医療の知識を得るのが好きだ
- 勉強した知識が実践で活きた瞬間が好き
- 緊迫した命の現場で頑張る自分が好き
など、人によって価値観は様々だろうが、自分が本当にやりたいことは何なのか知っておいたほうが良い。
あなたの大切にしているものは何だろう?
「どうすべきか?」と考えてはダメだ。
「どうしたい?」と考えてみよう。