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悲観的な人は残酷である

師長ブログ

先日、『渋沢栄一の富を築く100の教え』という本を読んだ。

渋沢栄一は明治、大正、昭和初期にかけて活躍した資本家である。
論語と算盤』という本で知っている人も多いかもしれない。

その本の中に書かれてあった一言に「悲観的な人は残酷である」という言葉があった。

「もうダメだ」
「大変だ」
「私にはできない」

という『悲観的』な人は「自分のこと」しか考えられておらず、周囲への気遣いや感謝を考えきれないということらしい。

 

看護師の仕事をやっていると、このような『悲観的な人』によく出くわす。

「忙しくてできません」
「大変なんです」
「もう終わりません」

など、ネガティブな発言ばかりする人がいる。

同じ忙しい状態でも、

「頑張ります」
「できます」
「やってみます」

という人もいる。

 

確かに想像してみると、ネガティブな発言ばかりする人(悲観的な人)は『自分のこと』ばかり言っている気がする。

自分のことで精一杯で余裕が無いのだろうが、他人に対する気遣いが無く、「私だけ大変」という空気感がある。

残酷な人は、心の底では「他人のことなんてどうでも良い」と思っているのかもしれない。

 

私はネガティブな発言をできるだけ避けるように気をつけている。
管理者(師長)の発言や考え方は、自分が思っている以上に影響力がある。

師長が「できます」と言えば「できるのかもしれない」と思うし、
「絶対にできない」と言えば「無理だ」と思われる。

 

大変な時は「大変ですよね。どうしようかな」と悩んでみる。
人前でこれをやると、誰かが解決策をアドバイスしてくれることが多い。
解決できなくても、前に進める。

やってみないとわからない事はたくさんある。
やってみて大変なこともたくさんある。

その過程の中に、他人への気遣いや成長があるものだ。

まずはネガティブ(悲観的)な発言を止めてみよう。
残酷な人にならないために。

 

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この記事を書いた人

【めで師長】
ある総合病院で看護師長をやっています。
看護師経験は20年以上で、精神科・ICU・内科病棟の経験があります。

Twitterで書ききれない内容をブログの中で好き勝手書いています。
このブログが誰かのお役に立てれば幸いです。

※ブログの更新は不定期です。

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